昨日の作品に力が入りすぎたので
今日は軽くしたかったのに
グランドシネマサンシャイン池袋にて
 
Sin Clock
 
 
気分というよりも勢いで、ついつい…
の選択、いやぁきつかったよ
 
営業職のシンジは
理不尽な理由からクビになり、
やむなくタクシードライバーとなった
 
なんとか一人前になったものの、
空気のような存在という自覚がやる気を削ぐ
 
たまたま酔客から得た情報で
代議士が隠し持つ高価な絵の存在を知り、
元自衛官のヤバい同僚が
それを強奪して換金することを提案、
サバン症候群の同僚も仲間に引き込み
綿密な計画を立てる
 
さていよいよ実行に移す時が来て…
というもうハラハラドキドキで、
これはマジ心臓に悪い
 
離婚した妻に
息子に会うことを拒まれるシンジは
もともとは悪人ではない
サバン症候群のダイゴも
その特性ゆえに誤解を受けやすく、
決して悪さをしているわけではない
 
それぞれの善良さが
現実社会との相性の悪さから閉ざされ
追いつめられていく様子も丁寧に描かれる
 
短いシークエンスでフェードアウトする
そんな場面転換も緊張感を高めるのか否か
さらにはなんとも暗い映像が好もしい
 
オチのオチはどうなのかと思うし、
あちこちで突っ込みたいところもあるが
どうも力技でねじ伏せられた感じか
 
シンジとダイゴの人間性を
ほのかな温かさで包んだ感じもあって
これまたどうにも憎めない作品であった
 
結局のところ、
人生は地道がいちばんね
 
 
 

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