近年、4Kやらなにやらと
デジタル技術進歩で
古い作品が綺麗になって再上映、
フィルムよ永遠に、と、
こんなに嬉しいことはない??
で、グランドシネマサンシャイン池袋
 
    男たちの挽歌
 
 
公開当時、
ちょうど長女がお腹にいたため
完全に見逃していた作品で
というより、
映画自体を全然観られなかった頃
 
しかも、
レスリーの大ファンになったのは、
これよりも後の、覇王別姫がきっかけ
 
なのでこのタイミングでの再上映、
絶対に見逃せない
 
香港ノワール、
という言葉だけは知っていたし、
その怪しげな響きに興味津々だったが
まさかこんなに泥臭い作品だったとは
 
偽札造りから取引まで
マフィアの中枢を担うホーとマークは
信頼篤き相棒でもあり、
組織の中でも上り調子
 
しかし、ホーの弟キットは刑事志望、
大好きな兄がやくざ者とは知らないし、
病気の父親からも足を洗うように言われる
 
ホー自身も足を洗う決心をして
最後の大仕事で台湾に向かうが
向こうで裏切りに遭い、
それを機に自首して懲役刑になる
 
3年で刑期を終えたものの、
親友のマークはホーの復讐の折に
大怪我を負って落ちぶれ、
脅しに利用されかけた父も殺されて
今は刑事のキットは兄を憎んでいる
 
今度こそ堅気になって、
キットとわかりあいたいと願うが
組織は彼を囲い込み、
警察もまた彼を追い込む…
 
とにかく切ない男たちの話で、
話はもちろん、演出も撮影も、
すべてがもう昭和なことったら〜
 
それとこれ、
オールアフレコだよね??
にしては口もぴったりだし、
でもでも、字幕に気を取られてて
そこまで正確には見られなかったが
だとしたら凄い技術、
なのか俳優さんが上手いのか
(ま、ハリウッドだってそうだけど)
 
とにかくすべてが昭和の時代っぽい、
でもって、全然それが悪いんじゃない、
ただただ、懐かしさとまさかの連続
いやぁ、
こんな感じを大真面目に撮ってたか、
で、当時は斬新であって、
それこそ世界が熱狂したのか〜
深作欣二やサム・ペキンパーの影響、
ってことはベースにあってもだけど
 
この後、ジョン・ウー監督が出世、
ハリウッドで、フェイス/オフ、
とか撮ってるんだからスゴイ
フェイス/オフ、面白かったよね〜
 
撮影の流行り廃り、
これを実感できて楽しかったっっ
そしてもちろん、
若きレスリー・チャンのこの透明感
 
ああ、ホント、
惜しい人を亡くしましたとさ
で、レスリーの美しさも永遠に〜〜
 
 
 

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