早くも観たい作品が激減してきて、
観ないつもりだったこれを…
と、TOHOシネマズ池袋へ
 
    ウエスト・サイド・ストーリー
 
 
スピルバーグの何が嫌いって、
これ見ろ的な作りが見えてくるところが嫌でね、
さあ、驚け、さあ、喜べ、みたいなのが透けて見えて
未知との遭遇からこっち、ほとんどの作品が苦手
(三谷パクリ幸喜につながるっっ)
さらには近年、netflix作品にケチつけたあたりから、
もう映画人としてどうなの??
って、不信感まで抱いてしまっている
 
でもまぁ、観ないで文句は言えないので、
観た
 
予告編で観る限り、もっとベタな焼き直しかと思いきや、
微妙すぎてなんとも言えない中途半端なリメイク??
 
お話は言わずもがなで、
白人の不良グループ対プエルトリコ移民、
そしてその中で、ロミオとジュリエット的な恋が芽生え、
悲劇が起きる…
 
予告編では前作に触れていなくて、
(あ、ヒガシくんがちょっと言ってるか)
あくまでブロードウエイミュージカルの映画化、
みたいな売りだったけれど、
誰が観たって(若者は知らず?)
あの、ウエスト・サイド物語のリメイクでしょう
しかもそれ、午前十時の映画祭で再見し、
記事にもしたんだった
 
だから、比べるなっていう方が無理な話で、
その前提で作ってるんだろうし、
というか、なぜ今、このリメイク??
 
しかも、現代版にするワケでもなく、
設定はほとんど変わらない
 
となればなおさら、前作との比較は当然で、
あのリチャード・ベイマーとナタリー・ウッドの可憐な恋、
ジョージ・チャキリスのキレッキレのダンス、
どうすりゃいいのさ〜〜
 
どのダンスを観ても、
あのローアングルで長身が生かされたカットには勝てない
ってか、思いが募ってしまって、
もうごめんとしか言えない
 
で、帰宅してから、GYAOでお金払ってまで
前作を再見してしまった〜〜
 
スピルバーグ版、
若者の一人一人に行き届いていない、
その思いがこちらに届かない
いやこれは、先入観ではないと思うよ
 
見比べてみたら余計にわかる、
復讐の連鎖、断ち切ろうとする悲しみ、
男装の女の子ひとつとっても、
違和感が半端ない
 
と思うほどに、前作の秀逸さを再確認
作品が生まれた時代ということもあるから  
なぜ今、
って、きっといろいろ理由があるんだろうし、
インタビューとか読めば出てくるのかもだけど
(ラストに、for DAD ってあったと思う)
そういうこっちゃなく、
観て、感じて、それがすべてだから、
こう思った、で、残念でした、
 
 
 
 
 

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