今年最初の幸先が良いはずの仕事が流れ(号泣)、

脱力して寝坊していたが、思い立ってネット予約

今年最初の映画館は、シネリーブル池袋

 

    Mank マンク

 

 

これまたまったく内容を知らず、

ゲイリー・オールドマンだし、ヘンな作品だろうな、

と、期待もせずに??

 

脚本家のハーマン、通称マンクは、

類まれな才能を持ちながらも酒での失敗ばかり

そんな彼が、若き天才オーソン・ウェルズに見込まれ、

田舎家に監禁されて脚本を書かされる、

マンクが書き始めたのは、

新聞王ハーストをモデルにしたものだった…

 

話はシンプルだが、その合間に回想が入り、

彼の来し方がわかってくる

 

愛妻家で正義感が強く、実は繊細でもある

そんな彼の様子が、第二次世界大戦前のハリウッド、

メイヤーやセルズニック、そしてハーストなど、

ワクワクするような実在の人物の登場とともに描かれ、

興味深くて面白い

 

当時の世情に絡んで、

トランプが大統領になるわけがないといった

5年ほど前を思い出すような、

ヒトラーなんてドイツ人が相手にするわけがない、

なんていう楽観が皮肉たっぷり

 

そしてここで思わぬ回答を得た〜

我が頭でっかちな中学生時代、

中大法学部卒の社会の先生に向かって

社会主義と共産主義の違いってなんですか??

と投げかけたら、

それは猫と犬を比べるようなもので、と濁された

 

その答えがなんとまぁ、マンクから与えられた、

 

社会主義は富の分け合い、

共産主義は貧しさの分け合い、

 

う〜〜ん、深いなぁ、

さすがマンクっっっ、と感心しきり

 

今回もメガネをかけての鑑賞だったが、

目の調子が非常に悪くて気が散ってね、

もったいなかったな、モノクロームの美しい世界、

もっともっと集中して観たかった

 

でもって、なぜなのか、

ひっさしぶりに、フィルムのパンチに気づいて驚く

デジタル上映じゃないのか??

そもそもNetflix作品だよね??

なにゆえに、フィルム交換のパンチが???

 

とにかく、さすがNetflix、

潤沢な予算で佳作を量産している

それもこうして、栄華を極めたハリウッドを描く、

皮肉もまた楽し

 

明日はちゃんとした眼科に行ってきまする、

せめて焦点が合わない原因は突き止めたいところ

このまま映画が観られなくなったら、

ぼやきどころじゃすまないもの

もちろん、その前に、1本観てから行くんだけどね

 

 

 


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