TOHO1ヶ月無料パスを得てから、

まだ、累  かさね、1本しか観ていないっっ

大いに焦りつつ、今日はこれ、

TOHOシネマズ日本橋にて、

 

       響 HIBIKI

 

 

この手の話は学園モノでも青春モノでもないので、

迷うことなく、観に行く

 

で、これはもう、近年にない大正解っっっ

 

春、

高校に入学した響は、幼馴染の涼太郎と共に文芸部に入る

が、そこは不良の溜まり場で、早速喧嘩を売られた響は

相手の指を文字通りへし折る

 

まずここで、表情一つ変えずに戦う響のカッコ良さを知る

 

同時進行で、響の書いた小説の新人賞応募の原稿が、

ウェブ応募ではなかったために廃棄になりかけたところを

北川景子演じる編集者花井の目に止まって選考に回る

 

高校の文芸部の部長りかは、有名作家の娘だが

自分でもネット小説などを書いていてそこそこの実力

親の七光りでの出版要請や響の才能に葛藤しつつも

初めての本音のぶつかり合いに心が揺れる

 

とにかく小説が好きな響自身は、書きたいから書く、

相手がどんな人間であれ、ど直球な態度は変わらない

 

才能が世間に知れるほどに、周囲は喧しいが意に介さない

そして、相変わらず、やられたらやり返すことが身上で、

どこでも冷静に、蹴り、叩き、ぶちのめす

 

それを問題視する出版社は、

彼女の作品を出版できないと言い出すが…

 

とまぁこんな話だけど、ストーリーもさることならがら

ツンデレ響の言動から目が離せない

 

媚びず、騒がず、少ない言葉で物事の本質を指す、否、刺す

今までだって、クールなキャラクターはたくさんいたけど、

この響は、言葉を操る小説家だけに、一味違う

 

彼女から暴力を振るわれた人間に突き刺さる、

その言葉の真意は、

受け手が小説に関わる人間だからこそ

しっかりと通じることだったりして

暴力の是非とかをあーだこーだ言いたくなくなる

 

この、周囲の配役の妙が生きていたことが成功の要で、

同時受賞の新人が柳楽優弥だったり、

This is 売れない小説家、の小栗旬だったり、

元小説家的なコメンテーターの北村有起哉だったり、

すんごく魅力的に描かれている

 

惜しいのは、世界的な作家の吉田栄作と、

出版社社長の橋爪淳は、キャラ被りでしょ〜がっっ

またごっちゃになって混乱したよ〜〜(haha だけ??)

 

せっかくの無料パスだから、

最後の頃にもう一度観に行こうか

決して表出しない、響の作品、

お伽の庭、の片鱗が見えるかも???

 

 

平日の昼とはいえ、ガラガラだったのは超残念っっ

すご〜〜くいい作品ですっっ

なんど爆笑したか(あ、コメディではないけどね)

 

まだ某団体の会員だったら、絶対に投票してるな、

ってくらい、推せる作品でありましたっっ

若い感性に、感謝とさらなる期待を送るっっっ

 

 

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