私かつぼうさんも以前感じた事があり、ブロンコスを応援していた時にブースター仲間と話した事がある事について書きます。
最近、バスケ系のブログでも少し話がありました。
もちろん、最近のNBAを否定しません。競技レヴェルは高く、チームの戦力格差が前ほど大きくないのアップセット(番狂わせ)が多い。各チームには必ずエース級の選手がおり、見ていて面白い試合が多いです。 ですが!
かつぼうさんにとって、80年代や90年代のNBAの方が見ていて面白いのです。若い頃夢中だった事を差っ引いても、やはり前 ( 今後、80年代~90年代の事を指します ) の方が面白い。その理由を、↑にも書いたブースター仲間と話した事も含めて書きたいと思います。
先ず、
① ポジションの専門性
今は「コンボガード」「スウィングマン」「ポイントフォワード」「ストレッチフォー」等、複数のポジションをこなせる選手の為の言葉が多い事でもわかりますが、現代NBAでは複数ポジションをこなせる選手が多いです。
前にもラリー・バードやマイケル・ジョーダンやマジック・ジョンソン等、複数ポジションをこなせる選手はいました。ですが、ほとんどの選手は、できるポジションは1つです。
ですがそれは裏を返せば、「〇〇ならだれにも負けない」って事です。
例えば、ユタ・ジャズでポイントガード(以下PGとK際)として活躍した名選手/ジョン・ストックトンは、他のポジは出来ないでしょうがPGなら誰にも負けません。元シカゴ・ブルズのスコッティ・ピッペンはスモールフォワード(SF)しかできませんが、SFに限定すれば彼以上の選手を見つけるのは簡単ではありません。職人肌みたいな感じもして、個人的にそこがカッコ良いと感じるのかもしれませんね。
② ドラマ/因縁
かつぼうさんが考えるNBA史上最高のドラマは、「 ラリー・バード vs マジック・ジョンソン 」 です。この2人は、「バスケで苦労した」事以外は全く正反対の選手です。
田舎生まれの純朴な白人選手と、都会育ちの陽気な黒人選手。この2人がNCAAで決して強豪ではないチームをNCAAトーナメントに導き、決勝で激突。その後入団したチームも、「東西の横綱」と言える強豪チーム。
お互いがお互いを良きライヴァルと認め、お互いがお互いの成功に本気で嫉妬して、お互いがお互いを倒す為に努力して努力して努力しまくる。なのに、NBAファイナルで対戦したのはたった3回です。
そして、マジック・ジョンソンがHIVに感染して引退した事に気力を無くしたのか、後を追うようにしてバードも引退。
これ以上のドラマ、誰か書ける人っているんですかね?
かつぼうさんも大好きなアイザイア・トーマス率いるデトロイト・ピストンズは、ボストン・セルティックスを倒すために努力。アイザイアが痛恨のスティールを喰らって負けた翌年、ピストンズは遂にセルティックスを倒します。ですがそのわずか2年後、今度はピストンズを倒す為に努力をしてきたブルズが覇権を奪います。ブルズとピストンズは、ピッペンとデニス・ロッドマンの小競り合い(ピッペンが怪我をしましたっけね)も因縁の一つでした。
今のNBAって、ここまでのドラマとか因縁ってあるのですかね?
③ スター選手
言わずと知れた、マイケル・ジョーダンが筆頭ですね。マジックとバードが引退して、NBAは新たな看板選手が必要だったのでしょう。NBAをあげてMJを推しているふしがありましたよね。今のNBAに現れても、最高の選手となったMJ(※)。それが、80年代に降臨したのです。その超人っぷりをアピールして、NBA人気に繋げようと思ったのでしょう。
この大活躍を ( かつぼうさんも含みますが ) 強烈に覚えている人も多いのでしょう。「 MJのバスケ = 面白い 」という方程式も成り立ちますし、MJを倒そうとした選手が多くあらわれたのもMJ効果と言って良いと思います。
(※)
本ブログでは、マイケル・ジョーダンが史上最高のバスケ選手と認定しています。本ブログでの異論は、絶対に認めません。違うと思うなら、他でどうぞ。