『 TALKNG BOOK 』 STEVIE WONDER | かつぼうさんのブログ

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お騒がせレッズサポーター・かつぼうさんのブログです
レッズの事はもちろん、最近ハマっている音楽や我が家の飼い猫、
大好きな歴史の事等を「軽い暴言」を含めて(笑)書いていこうと
思っています。なにとぞ生暖かい目で見て下さい。

忘れないうちに書いておきます。前回熱く語ってしまったスティーヴィー・ワンダー(個人名なので、以下単にスティーヴィーと記載)の「黄金の3部作お金」の一つ、『 TALKING BOOK 』 ( 1973年作品、以下本作と記載 ) を紹介しておきます。



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前回も語りましたが、スティーヴィーは今はあまり面白い音楽をやっているとは言い難いです。かつぼうさんにとっては、「元」大物ミュージシャン。申し訳ありませんが、もしライヴをやるにしても行きたくありません。70年代の黄金の3部作を聴きこんでしまった今では、最近の彼の音になんて一切興味がありませんから。缶コーヒーのCM曲(FEEL THE FIRE)なんかは、かつぼうさんに言わせればゴミみたいなものうんちです。


前回紹介したアルバム「INNERVISIONS」は、本作の次作です。問題作で緊張感が満載だった次作と違い、本作はリラックスして聴く事ができます。黄金の3部作の入門としては、非常に相応しいです。


リラックスできるとは言え、楽曲のクオリティの高さは折り紙つきです。大学時代にこれを初めて聴いたかつぼうさんは、あまりの素晴らしさに腰を抜かしかけラブラブ!ました。当時は洋楽全盛期で、質の高い作品が次々と発表になっていましたが、耳が肥えていたその時でも素晴らしかった。


今聴いても、全然色あせていない所も凄いべーっだ!です。こんな作品こそ「名作」と言うのでしょう。


そんじょそこらのアーティストには、決して作る事はできません。なんせ、



もしかしたら本人でさえ作る事が..........



(以下自粛)。



さ、ボロが出ないうちに(笑)、全曲紹介/感想といきましょうか。



① YOU ARE THE SUNSHINE OF MY LIFE ・・・ 本作の代表曲の一つです。非常に有名な曲でもあり、洋楽に詳しい人だったら必ず聴いたことがある筈です。ほのぼのとしたイントロから15秒くらいでヴォーカルが入りますが、この最初のヴォーカルはスティーヴィーではありません。開始30秒くらいで女性ヴォーカルが入り、本人が歌い始めるのはなんと開始45秒くらいからです!歌詞もいいほのぼの系の曲で、多くのアーティストがカヴァーしているのは名曲の証です。


https://www.youtube.com/watch?v=3wZ_b_uUAdQ


② MAYBE YOUR BABY ・・・ スティーヴィー本人が弾いている電子ピアノ(クラヴィノーヴァ)が心地よい、ちょいとファンクな極上のポップスです。この曲はサビを本人が歌っていません(!)。女性ヴォーカルが担当しています。人を食った作りですが、それがとっても良いです。


③ YOU AND I ・・・ 美しいピアノイントロで始まるバラード曲。レニー・クラヴィッツがスティーヴに影響を受けたのあろう事がよくわかります。この曲はマライアキャリーがカヴァーしたそうです。だんだん盛り上がる展開が秀逸です。


④ TUESDAY HEARTBREAK ・・・ 軽快なリズムの極上のポップスです。こんな軽快で疾走感があるのに、タイトル通り失恋の歌です。この辺のシュールさはさすがと言ったところです。時々力んで歌うところが良い。


⑤ YOU'VE GOT IT BAD GIRL ・・・ 次作にもありそうな怪しげなイントロで始まる、ミドルテンポのポップス曲。曲で何度が見られる転調も良いアクセントになっています。


⑥ SUPERSTITION ・・・ 本作の代表曲の一つの、史上最高クラスのファンキーなポップスです。この曲はもともとジェフベックに提供する為に作られたのですが、先にスティーヴィーの方がヒットしてしまいベックが怒ったというエピソードがあるそうです。でも、そのジェフベック自身が⑨でギターを弾いています(笑)。スティーヴィーを好きなのでしょうね。


https://www.youtube.com/watch?v=w5lVUaLeD14


⑦ BIG BROTHER ・・・ 名曲の次なのに決して埋没していないのは、この曲も良いからです。アコースティックギターとパーカッションをバックにスティーヴィーが粛々と歌い上げます。時折入るブルースハープがとても良いアクセントです。


⑧ BLAME IT ON THE SUN ・・・ このアルバムのハイライトはこのお涙頂戴のバラードです。純真な大学生だったかつぼうさんを号泣させてしまったこの曲、今までかつぼうさんはこの曲で何度泣いてしまった事でしょうか?甘いメロディや優しいスティーヴィーのヴォーカル等など聴き所は多いですが、本曲最大の聴き所はあまりに切ない歌詞です。


https://www.youtube.com/watch?v=vfLpxBscjzo


泣いて下さい。魂が揺さぶられるほど感動したときは、泣いてもいいんですよ。


⑨ LOOKIN' FOR ANOTHER PURE LOVE ・・・ 怒った筈のジェフベックがギターを弾いています。ギターソロも曲の雰囲気重視で、派手すぎず地味すぎずなのはさすがです。この曲もCHARがカヴァー。CHARはスティーヴィーと言うより、ジェフベックが好きなのかな?


⑩ I BELIEVE (WHEN I FALL IN LOVE IT WILL BE FOREVER) ・・・ ピアノや電子ピアノが絡まる美しいイントロから始まるスローですが極上なポップスが、アルバムの〆の曲です。アルバムのラストらしく、広がりがある音が心地よいです。ドラムが良い仕事しています。





しばらくの間、このアルバムにまたハマっちゃいそうです。