熱戦が続いている大相撲夏場所ですが。
話題の中心にいるのは、やはり白鳳や逸ノ城、照ノ富士らモンゴル人力士達です。優勝争いは全勝こそいなくなりましたが、7勝1敗の力士は ( 5/17現在で ) 6人います。ですが、その中の日本人力士はわずか1人(高安関)だけです。
特にひどいのが相変わらずの大関陣。稀勢の里が2敗なだけで、豪栄道はすでに3敗、琴奨菊に関しては4敗もしてしまっています。優勝ラインが3敗とか4敗に落ちてくる可能性は極めて低いでしょうから、もう豪栄道や琴奨菊の目標は「勝ち越し」に切り替わった事でしょうね。
いつも思うのですが、「大関」という地位は中途半端な力士を生む事が多いです。2場所連続して負け越すと陥落してしまいますから、「まずは勝ち越し」と思わせてしまうのではないでしょうか?
大関を、単なる通過点と思って欲しい。大関にまでなったんだから、次(横綱)を目指す!と思って欲しい。
ただただ大関の地位にしがみ付いている力士になんか、魅力を感じません。思えば貴ノ浪や千代大海みたいに、大関になるまでは面白い相撲をしていたのが、大関になった途端につまらなくなった例は沢山あります。現在の3大関は、まさにその典型です。
現実的に今大関を狙える力士は、照ノ富士関だと思います。で、彼はもちろん大関なんか通過点だとしか思わないでしょう、上(横綱)を目指すでしょう。
根性がありそうで上を目指せる、日本人力士の登場を願うばかりです。