数日前に 「 面白い本を通勤途中に電車の中で読んでいる 」 と書きました。大した量では無かったのですが、四六時中読むとすぐに終わってしまいます(笑)。通勤電車の中限定にしたところ、どうにか数日もちました(笑)。↓の本です。
一水会さんという会社が出した 『 真説 戦国武将 最強は誰だ? 』 という本です。
結論から言うとですね、
しょうもない本
でしたわ.....。本当にこんなのが30万部も売れたの?って感想しかありません。戦国に詳しくない一般の方々なら兎も角、少なくともかつぼうさんみたいな 『 戦国マニア 』 の多くは、読んだら同じ感想を抱く
と思います。
内容は、主だった戦国武将(50人あまりですかね)がやった事を230ページあまりを費やして書き、最後に「本誌が選ぶ最強の戦国武将」を選定していました。
でね、それは徳川家康公だったんですよ。歴史マニアの方々、どう思います?
まったく笑っちゃいますよねぇ。全っ然話になりませんよねぇ。
家康公は最終勝利者だった訳で、当時強いと有名だった三河武士を率いていたので弱くは無かったでしょうが、最強か?と言われれば首を傾げざるを得ないです。最強の根拠が「勝ち抜いて幕府を開いた」だけではねぇ.....。
これは家康公に限りませんが。かの織田信長公も豊臣秀吉公も、他国と戦をする時は、より多い兵力/優れた装備(鉄砲など)で臨んでいます。言ってみれば、戦う前から有利な状況を作り出している訳です。
そういった状況を作れたのは、国力が豊だったとか鉄砲の生産地が領内にあったとか、二次的な原因があったからです。必ずしも、大将が最強だったからって訳ではありません。
実は当ヘナチョコブログでは、既に最強の戦国武将を選定しています。↑の本はそれを覆してくれるかも!?と個人的に期待していたのですが、実際は鼻で笑っただけでした。
ちなみに(↓にリンクを貼りますが)当ブログが選定した「最強の戦国武将」は、薩摩の英雄・島津義弘公です。
(よろしかったら→のリンクからどうぞ! http://ameblo.jp/m-katsubou/entry-11182840182.html )
(文献によって数の違いはありますが)文禄・慶長の役で20万人の朝鮮/明(中国)の大軍を、わずか7千人で打ち破った 『 泗川城の戦い 』 は戦国時代最大の兵力差での勝利でしょう。
その他にも、耳川の戦いや沖田畷の戦いなど、島津軍は常に相手より少ない人数で勝っています。また、関ヶ原の戦いでの敵の中央を突破しての戦線離脱では、1,500人が最終的には80人になっても大将の義弘公は生き残りました。
これを最強と言わずして、何が最強でしょう?
当ブログでは、引き続き 『 戦国武将最強は島津義弘公 』 説を大いに唱えたいと思います。
徳川家康公?ははは、笑わせんじゃねーよ!(※)
(※) 徳川家康公は最終勝利者としてリスペクトしています。決して貶めているのではありません。ただ、最強ではないと思っているだけです。