『THE SPORT OF KINGS』 TRIUMPH | かつぼうさんのブログ

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お騒がせレッズサポーター・かつぼうさんのブログです
レッズの事はもちろん、最近ハマっている音楽や我が家の飼い猫、
大好きな歴史の事等を「軽い暴言」を含めて(笑)書いていこうと
思っています。なにとぞ生暖かい目で見て下さい。

え~。最近、音譜好きな音楽ラブラブの事を書かなくなってしまいました。J1リーグも始まってしまいますし、今のうちに(笑)書いておきたいと思います。


本ブログを始めてすぐに、大好きなカナダのバンドの最新アルバム(と言っても1988年作品ですがね)を紹介しました。その作品の前のアルバムを紹介したいと思います。


バンド名は 「 TRIUMPH 」(以下、同バンドと記載) で、アルバム名は 『 THE SPORT OF KINGS 』(1986年作品、以下本作と記載) です。


かつぼうのブログ-tr02

王様のスポーツ」と訳した方々、残念でした。正解の意味は 『 王侯のたしなみ 』 です。


同バンドは、カナダ出身の3人組です。メンバーはリック・エメット(vo.&g.)、マイク・レヴィン(b.&key)とギル・ムーア(ds.&vo.)です。カナダの3人組という事で、RUSHと比較されたそうです。あちらさんはプログレで、同バンドはハードロック。比較した奴らは何を考えていたんだか。


そのRUSH同様日本では人気があまり無いのですが、地元カナダでは英雄。ライブアルバムの観客の盛り上がりが、マジでハンパありません。


本作は、超名作音譜だった3部作(「ALLIED FORCES」1981、「NEVER SURRENDER」1983、「THUNDER SEVEN」1984)の後に発表された作品です。その3部作と比べてしまうと、どうしても見劣りがしてしまいます。ですが、超名作と比べてしまうからな訳であって、そんじょそこいらのバンドじゃどう背伸びしたって出来ない作品爆弾です。


本作はリリース時に、私があまり好きでない某HM/HR専門誌が酷評と共に指摘した様に「商業路線」です。まぁ、この時代はMTV全盛期ですから、レコード会社さんからもこんな作品を作る様に言われたのでしょう。ですが、元々このバンドはそんなハードさを前面に押し出していたバンドではないのです。スロー&ミドルテンポのリズムに乗って、独特のメロディを楽しめます。


以下、全曲紹介です。


① TEARS IN THE RAIN ・・・ ベストアルバム「CLASSIC」でもオープニングを飾る、カッコいいギターイントロで始まるミドルテンポのロック曲です。段々盛り上がる曲は、メロディアスなギターソロで最高潮になります。


http://www.youtube.com/watch?v=y11aknzG6UU


② SOMEBODY'S OUT THERE ・・・ 雰囲気は一転、爽やかなイントロから始まるロック曲。私が留学していた時にヒットして、ラジオから何度も流れていたのを聴いた事があります。


http://www.youtube.com/watch?v=LubMOHMbptI


綺麗な女の子が大勢出ていますね。いかにも「80年代」ですね。個人的に好きなところは、曲の終盤です。リックがサビをファルセット(裏声)気味に歌う部分があります(3:47あたり)。ヴォーカルで曲がよりメロディアスになっています。素晴らしいです。


③ WHAT RULES MY HEART ・・・ 印象的なイントロから、リックが静かに歌い出すスローテンポのロック曲。①をスローにした感じで、①ほどメロディアスではありませんがリックの語りかける様な歌が良いです。


④ IF ONLY ・・・ 人の声みたいに聞こえる独特のキーボードから始まる、ミドルテンポのロック曲。Bメロからサビにかけての辺りが好きです。


⑤ HOOKED ON YOU ・・・ スローテンポのロック曲。この曲は普通です。


⑥ TAKE A STAND ・・・ 確かにサバイバーっぽいですね。でも、だから何でしょう?サバイバーだって良い曲を作る良いバンドですし、この曲だって良い曲です。


⑦ JUST ONE NIGHT ・・・ いかにも80年代って感じのパワーバラード曲。キーボードが良いです。


⑧ EMBRUJO ・・・ スペイン語で「魅惑的」という意味。⑨のイントロ代わりでもあります。


⑨ PLAY WITH THE FIRE ・・・ 本作のハイライトにして、ベストアルバムに収録されなかったのかをいまだに疑問に思うハードな曲です。最大の聴きどころはテクニカルなギターソロ。本当に上手いです。


http://www.youtube.com/watch?v=M0-ZsLAa2mk


上のyoutubeリンクですが、1:30くらいのフラメンコ風の所までが⑧です。⑨のギターソロ、凄いでしょ?あれだけ上手くギター弾けたら気持ちいいだろうな。同バンドのベストソングに選ぶ人がいても全然おかしくない、素晴らしい名曲です。


⑩ DON'T LOVE ANYBODY BUT ME ・・・ 激しい名曲の余韻を良い意味で冷ます、ミドルテンポのロック曲。良い曲です。


⑪ IN THE MIDDLE OF THE NIGHT ・・・ アルバムのラストを飾るのは、リックのエモーショナルなヴォーカルが良いスローテンポのロック曲。歌詞やブルージーな曲のエンディングも良いです。




偉そうに解説していますが、このアルバムを購入したのは2005年です(笑)。上にも書いた通り、某雑誌で酷評されたのを知っており、知らず知らずのうちに敬遠していたのかも叫びしれません。本当に恥ずかしい限りです。



で、購入して聴いてみて、あまりの良さにビックリしました。やはりメディアの採点なんかアテにならない。



信じられるのは自分の耳のみだ!