今日の絵ハガキ。
モズ。
昨晩は気分が落ち込んだ。
寒くなって体温が落ちると、気分にも影響する。
ならば北国に住めないではないか。
ところが、本格的な冬が訪れても、私は寒さに強いのだ。
だから、雪山に行ける。
不意打ちの寒さには、弱いのだ。
昨日、夕方、雨も降って冷え込んだ。
体温も低くなったのは、急に体がガタガタ震えてくるのでわかる。
歳を取ると、低体温になったのに気づかない。
代わりに体が震える事で、体温を維持するのではないか。
今年はなかったが、熱帯夜、窓をあけて寝ていると、明け方に冷え込んで、体が震えて止まらないことがある、
そういった朝も体も心も寒くなる。
私は、落ち込んだ時は酒を飲まない。
酒が美味しく感じられない時は、酒は飲まない。
やけ酒はしない、そしてできない体質なのだ。
昨日はじっくり風呂に入り、温まって酒なしで寝た。
ところで、若い時は寒さ暑さは、心に影響なかった。
今から15年ぐらい前、9月だったが、北岳でテント泊した。
夕方になると風と雨がひどくなり、テントがしなってテントが飛ばされるかと心配になったほどだ。
ありったけ着込んでシェラフに潜り込んだが、それでも寒い。
だんだん気分も落ち込んで、自分の家庭や仕事の事が悪い方へ悪い方へと考えていた。
なぜ、こんなに落ち込むだろう。
テント泊の時は、暗くなれば自然と眠れたのに。
寒いからイケないのだと思い、ポケットウイスキーをチビリチビリ飲んで、酔はしなかったが体が温まったら、気分も元に戻った。
体温の低下と気分の低下は関連があるのかと、ネットで調べたが、関連はなさそうだ。
私は、体を温めるだけで、心も暖かくなる、単純で頭がお花畑の人間のようだ。
空腹の方はある程度耐えられ、断食の場合は、体力が落ちているのを感じるだけで、気分は爽快だ。
但し、断食道場などで断食しているわけではないので、3日以上経験がない。
私の同業者の大先輩が、腹さえ満たされていれば人間は幸せだ、と言っていた。
食糧難の経験をした人と、戦後6年目に生まれた私の違いだろう。