今日の絵ハガキ、
ウオルト・デズニー。
そんまんま東。
子供の時に、見たテレビ番組で印象に残っている作品。
アメリカのミステリーゾーン。
本当はトワイライトゾーンというらしいが、当時の日本人には、原題では意味がわからなかっただろう。
番組の冒頭、変なおじさんが、これから始まるドラマの解説をする。
当時、隔週で、デズニーアワーという番組があり、番組の冒頭にウォルト・デズニーが、番組の解説をしていた。
だから、番組の冒頭に制作者が、番組の内容を解説するのが、アメリカの番組のスタイルなのかと思っていた。
あの解説者は、ミステリーゾーンのほとんどの脚本を書いているのロッド・サーリングという脚本家だという事は最近知った。
ロッド・サーリングについては、調べれば調べるほど、偉大な功績を残した脚本家だとわかってきたが、サーリングさんについて書くと長くなるので、そのうち何回かに分けて書く。
今回は、ミステリーゾーンで印象深かった物を書く。
ただし、50年も前の事だ、記憶違いもあるだろう。
Aというチンピラがいた。
殺人強盗など悪い事は全てやった。
その男Aは銀行に押入った時に、警官に撃たれた。
気絶したAが気がつくと、一人のふくよかな男が、倒れたAを見下ろしている。
その男は天国の案内人で、Aは死んで天国に来たと説明する。
Aは俺みたいな男がなぜ天国にと不思議に思うが、自分の住んでいた街と変わらないので、直に天国の生活になれた。
遊ぶ金が欲しいので銀行強盗に入ると、行員は好きなだけお持ちなさいと金を差し出す。
競馬場に行けば買った馬券は全て的中する。
バーに行けば、気に入った娘は、すぐにAの思い通りになる。
何日か愛人や友人と豪遊するが、次第にAの気持ちはふさいでくる。
天国の案内人にAは聞く。
何事も自分の思い通りになり、何をやってもスリルがなくて退屈だ。
これが天国なのか?
案内人はニヤリとする。
案内人の顔がクローズアップされて、次のセリフで番組は終わる
「ここが本当に、天国だとおもっていたんですか?」
見ていた私は、これから地獄の責め苦が始まるのだなと思い、怖くなったのを覚えている。