今日の絵ハガキ。
パンドラの箱。
ギリシア神話を読んでいると、我々が知っている、または聞いた事がある物語、星座の名前などにつながり、そうか、これらはギリシア神話が元ネタなのかとわかる事が多い。
例えばパンドラの箱。
ゼウスがパンドラに渡した箱。あらゆる悪・不幸・禍を封じ込めてあった。彼女が好奇心からこの箱を開けたので、地上には不幸が広がり、「希望」だけが箱の底に残ったという。
イカロスの翼。
ダイダロスはイカロスの父で、細工の名人であった。ダイダロスがミノス王のためにラビュリンス(迷宮)を造った。
ダイダロスは後にミノス王から見放され、息子のイカロスと共に、ある塔に閉じ込められてしまった。
その塔を抜け出すために、大きな翼を造った。
父ダイダロスは、息子のイカロスに
、あまり高く飛ぶと、太陽の熱で溶けてしまうと注意する。
二人は飛んだ。
イカロスは楽しくて、父の忠告を忘れ、高く、高く飛んでしまった。
太陽に近づくと、羽をとめた蝋(ろう)が溶けてしまい、イカロスは羽を失い、青海原に落ちてしまった。
このパンドラの箱、イカロスの翼は、いろんな小説や絵画の題材になってきた。
最近では、90億光年彼方に存在する一つの星の画像を観測することが出来たのだが、観測に成功した科学者たちはこの星に「イカロス」と言う名前をつけた。
惑星の名前もギリシア神話が元になっている。
太陽系の9つの惑星のギリシア名には、ゼウスを中心にした家族の名前が割り振られている。
水星は、英語でマーキュリー。これは、ギリシャ神話では神々の使者である伝令の神・ヘルメス。
金星はビーナス。
火星は英語でマーズ。これは、ギリシア神話では軍神アレス。
木星は英語でジュピター、ギリシア神話の大神ゼウス。
土星の英語名サターンは、巨神族クロノス。
天王星はウラノスで、ギリシア神話の天空の神ウラノス。
海王星は、ローマ神話での海の神の名前でネプチューンだが、ギリシア神話では海神ポセイドン。
冥王星は、ギリシャ神話で冥界(死者の世界)の王プルート。
ヤバすぎる人生|攫われたり呪われたり恨まれたり…?