今日のスケッチ。
只見線、滝谷駅をF6の大きさの紙に描いた。
何枚かF6に描いて、気に入ったのを鈴木新スケッチ教室の展示会に出す。
私のメモに梅津栄と書いてある。
書いた時の記憶がない。
誰だ。
梅津栄?
ブログを書くようになってから、気になった事、ブログのネタになりそうな事をメモする癖がついた。
酔っている時に思い付いたことを忘れないように書きとめて、後で素面の時に何を書いたか思い出せない事がある。
梅津栄という名前も酔って書いたのだろう。
梅津栄をネットで調べてみた。
俳優らしいが、聞いた事がない。
しかし、画像を見て、あっ、この俳優さんは知っているとなった。
脇役専門で、悪役だけでなく、サラリーマン、運転主などの庶民、コミカルな役もする人だ。
幅広い演技をするひとだから、主役級の俳優さんより多く見ているだろう。
しかし、何の役をやっていたかは、思い出さないが、見る事の多い役者さんだ。
梅津さんの経歴を見ていたら、若いときに、木村功の付き人をしていたらしい。
黒沢明監督作品によく出ていた木村功の事を、ブログに書くつもりで、調べていたから、たぶんその関連で梅津栄の事をしらべたくなり、メモに書いた可能性が高い。
悪役からコミカルな三枚目・とぼけた役・シリアスな役柄等演技の幅は広く、名作からコメディまで内容を選ばなかった。
梅津さんで覚えている役。
必殺仕事人シリーズに、順之助というイケメン同心を追いかけ回す、ゲイの岡っ引の役で登場した。
この役の事は、役柄が個性的であり、記憶していた。
順之助に一目惚れして、突然現れては逃げる彼を追い駆け回し、抱き付いたりしていた。
しつこい反面、実は腕っ節が強い。順之助に絡んだチンピラを峰打ちで追い払ったり、他のオカマが順之助に近付くと、すさまじい剣幕で相手を殴り飛ばす。
性格はそれなりに繊細で傷つきやすく、順之助を慕う女の子から自身の順之助への片思いを「不潔」と中傷され、素に戻って罵声をあびせたりしていた。
若手の俳優と絡む様な映画やドラマでも決して偉ぶることなく、自分より経験の浅い俳優の演技をサポートしつつも自らの仕事を全力でこなした梅津さんは、脇役の鑑みたいな人であったらしい。