今日は山歩きと思っていたが、遅く起きた。
遅く起きた朝に行く山が、幾つもあるが、今日は山歩きは中止。
どこかに、近場にスケッチに行こう。
金町で京成線に乗り換えて、昔住んでいた京成江戸川駅で下車してスケッチポイントを探して、なかったら柴又まで歩いて、渡し舟に乗り、里見公園まで歩いて、そこでスケッチ。
江戸川の土手まで来たら、対岸に和洋女子大学の建物が見えたので、それをスケッチ。
江戸川のアパートに住んでいた頃、女子大学生というのは高嶺の花だったな。
今は援助交際での高値の花らしい。
時代は変わった。
金があればなあ。
色を塗り始めたらポツリポツリと来た。
雲が低い。
雷雲だ。
雨合羽はいつも持っているから、私は平気だが、水彩画は雨はだめだ。
カミナリの音がしはじめたので、東屋に入り、雨がやむのを待つ。
すぐ止むと思ったのに1時間はいただろうか。
雨の降り始めは、カエルの鳴き声がすごい。
虫もつられて鳴き始める。
鳴き声を聞きながら、ぼ〜っとしていたら1時間ぐらい、あっという間に過ぎた。
雨がやむと、景色がしっとりとしていた。
こういう柔らかくて瑞々しい緑を色で表現出切れば。
描いているうち、思い出した。
50年前は、今スケッチしている場所は、バタヤ部落だった。
京成上野と国際空港の成田空港と電車で結ぶスカイライナーが通るということで、バタヤ部落は取壊されたと聞いた事がある。
同じ所から、鉄橋を描く。
色は明日。
結局、柴又まで歩かずに、京成江戸川駅から電車を乗り継いて、松戸に帰る。