←1話から読む
前話




涼太の予想を反し…


いとはそのまま
大粒の涙を流して


涼太の胸で泣き続けた。



いとの涙を見るのは
1年前…
あの寒い雪の日以来だった。



強がると思っていたいとが
今、こんなにも泣いている。



涼太だって辛かった。


でも涙が出そうな気持ちを抑え込み


ただ、ただ、
泣き続ける
いとの背中を優しくさすった。













いと『別れるの?』