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前話




涼太『いと?』



いとはなにも答えなかった。


ただ…

抱きしめたいとの身体が
小さく震えていた。


涼太『いと?大丈夫?』


いとの身体を
一度涼太の方へと向けた。


いとはなにも言わず、
涼太の胸へ顔を埋め
涼太の背中へ手を回した。