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前話








『えぇっ??!まじっ?!!』



『涼太といと付き合ってるん?』



『いつ?いつから?』



『涼太!ちょっとこっちこい!』



涼太『もーう。今日は勘弁して!』



『まじでお願い!

付き合ってるか、

付き合ってないかだけ教えて!』



『りょーたー教えろ〜』



『いつからなん?いつから?いつから?』



興奮したサッカー部が

涼太を質問攻めにする。



そこには朔の姿もあった。



朔は自転車に跨ったまま

気まずそうにしていて

何も発しなかった。



サッカー部がこうなると

収集が付かないことはいとも

よく知っていた。




自転車を停めてまで涼太に言いよる

サッカー部メンバーに困り果てて…



ただ、ただ

時間が過ぎるのを待った。