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前話







まだまだ子供だった

俺たちは


これから始まる

最高な青春の日々をー…



ただそれだけを願って



なにも疑うこともなく。



ただただ

その一瞬、一瞬を笑って過ごした。







いとが大好きな

さくら並木に蕾が芽生え始めた。


いと『今年は一緒に見ようね』


涼太『うん。毎年見ようや!』


いと『そうだねぇー!

毎年見ようね〜😄』



上を見上げて

はにかむいとの横顔を見て

愛おしいという言葉の意味を知った。





春が来る。