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どんどん身体が寒くなり…

近くの自販機でホットゆず茶を買って

また、ベンチに戻った。



携帯投げるんじゃなかった。



母親の飲んでいたワインに当たって

ワインが倒れてたから

携帯水没してないかな。



寒いから帰りたいけど…

まだ早いよなぁ…




1人でボーと過ごし時間が経過していく。





その時…

タッタッタッタッと人の足音がした。

西田から

不審者に襲われたらどうするんだ!と

よく言われていたのを思い出し…

恐怖感に包まれた。










その不審者は自動販売機で飲み物を買って

いとのいるベンチの方へ向かってきた…



暗くてよく見えないが…

大きくて黒い影がどんどん近づいて来る。