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前話






今までずっと泣くものか!
と思って過ごしていたが…


限界だった。
とうとう涙が溢れてしまった。



絶対に絶対に泣きたくなかったのに…

こんな人達に負けたくなかったのに…



なんで?なんで私なの?って…



涙止まれ。涙止まれ。って…




思えば思うほど…



涙が溢れてきて…




悔しすぎて、

悔しすぎて、




どうにもならない気持ちで

また、ゴミを集めた。




なにかがプチンってなって、

集めたゴミをちりとりに入れ…




豚ゴリラの方へ向かった。



取り巻き達がザワザワとし始めて、



気づいた時には

ちりとりごと豚ゴリラに投げつけていた。



豚ゴリラが何か叫んでいたけど

無視して教室を飛び出した。




絶対に負けるものかと言う想いが儚くて。


泣きながら保健室に逃げてしまった。