それからのいと涼太は
最後の3ヶ月をおもいっきり楽しんだ。
杏「最近涼太といとラブラブすぎー💓」
いと「そうかな?
でも最後の3ヶ月だから
たくさん楽しもうと思って」
杏「も〜う😭いとおいで〜!!」
事情を知る杏が両手をひろげ
ハグをしてくれた。
いと「大丈夫だって!
でも杏いつもありがとうね😭❤️」
恋愛も楽しんでいる私たちだったが…
受験真っ只中。
学校が終わり帰宅すると
それなりに勉強もして過ごした。
涼太が居なくなることを考えると
胸がぎゅうとなって涙が出る日もあった。
それでも勉強をすることで
なんとか気を紛らし過ごした。
杏の家で勉強してくると
嘘をついて
夜、家を出で涼太と会った。
会うのはいつもの公園で寒い、寒いと
言いながら、
手を繋いでたくさん話をした。
本当に本当に幸せな時間だった。
そしてあっという間に
受験、卒業式を迎えた。
この日は涼太にもらった
ネックレスをつけて登校した。
先生「おい!いと!アクセサリーとれ!」
普段よりおしゃれに気合を入れた
私達は学校門に入るなり
生徒指導に止められた。
杏・いと「やだよーーーん!」
杏と笑いながら走って逃げた。
杏「卒業だよー!!髪盛れてる?」
いと「卒業だねぇー!!盛れてる。盛れてる。」
いろんなことがあった中学生活だったが
とうとう終わりの日を迎えた。
早々に式が終わり、
私達はグランドで思い想いの時間を
過ごした。
やっぱりサッカー部は最後の日も
大騒ぎしていて、
誰の第2ボタンがなくなったとか
誰の第2ボタンがあまってるとか
どこから持って来たのか分からない
メガホンを使って大きな声で盛り上がっていた。
杏「バスケ部でも写真撮ったし、
あとは4人で撮りたいよねぇ😄」
いと「そうだねぇー😄」
古屋「おーい!あ〜ん!!
俺様の第2ボタンが必要か?!」
普段通りの古屋が普段通り登場し
私達も普段通り笑いあった。
杏「いらねーよ!」
この2人のやりとりが大好きだった。
ばいばーい。
ばいばーい。
だんだん友達が帰っていく中
涼太のことを待った。
古屋「いと、寂しくなるね?」
いと「うん。でも大丈夫だと思う。」
古屋「明後日出発やってね。」
いと「うん。でも大丈夫よ!
絶対、絶対大丈夫やと思う。」
グランドの涼太を眺めたら
少しだけ目に涙が滲んだ。
まるで自分に言い聞かせる様に
何度も大丈夫だと言った。
それに気づいた杏がハグしてくれて
杏の胸の中で涙を拭いた。
涼太「お待たせ〜!」
古屋「涼太くんやっと来たか!」
杏「涼太遅すぎーーー」
涼太「ごめんって!
いとお待たせ。」
いと「よーし!4人で写真撮ろ〜😊」
そして私達はたくさん写真を撮った。
やっぱり古屋が面白くて
たくさんたくさん笑いあった。
中学校生活最後の下校は4人で帰った。
古屋「涼太、帰って来たら絶対連絡して!
俺のこと忘れるなよ!
涼太が居ない間杏といとのことは
俺に任しとけ!」
杏「涼太、サッカー頑張ってね!
涼太の分までいとのこと支えるから!
困ったことあったらいつでも古屋に連絡して!」
涼太「2人ともありがとう!
お前らも仲良くねぇー!
また帰ってきたら連絡するわー!」
ばいばーい!私達は大きく手を振った。
古屋・杏・涼太・いと
寂しい気持ちをみんなみんな隠して
笑顔でさよならをした。
次の日ー。
涼太と過ごす最後の日。
涼太がいとの家に遊びに来た。
今日が最後。
そう考えると涙が出そうになった。
だけど、泣くと涼太が辛くなると思って
最後は笑顔で過ごしたいと思って
必死に涙を我慢した。
いとの部屋で
ずっと手を繋いで過ごした。
キスもした。
こんなに大好き人と離れることが
不安で不安でどうしようもなかった。
涼太のハグが本当に好きで
いとの1番安心できる場所だった。
涼太「今日は23:00までに
帰って来たらいいって言われてる」
そう言う涼太といとは時計を見た。
いとの部屋の時計は
21:00を回るところだった。
いと「桜咲いたかな?公園行く?」
涼太「行ってみようか!」
そして2人はいつもの桜の公園に到着した。
いと「あぁー。まだ蕾だぁ。」
涼太「ほんとやねぇー。
まだ咲いてないかぁー。」
いと「咲いたら写メおくるね🌸
向こうで見て私のこと思い出して!
学校の写メとか!たくさん送るね!
そしたらサッカー部のこととかも
思い出せるやろ?
制服の写真も送るよー!
古屋の写真もいる?
絶対変な顔しかしないやん!」
話終えたいとを涼太は抱きしめた。
涼太「いーと?
無理して笑わんでいい。」
そう言う涼太にいとは黙り込んだ。
涼太「いとここで泣いてたよね。」
しばらくの沈黙ー…
いと「うん。涼太が助けてくれた。
お母さん出て行って
ずっとひとりぼっちで…
でも、寂しさから涼太が連れ出してくれた。」
涼太「うん。」
いと「私涼太のこと好きになって
本当によかった。
涼太が居てくれたから頑張れたよ。
涼太が居ない世界なんて考えられない。
離れても涼太だけ。
涼太だけだよ。」
言い終える頃には涙でいっぱいだった。
涼太は何度も涙を拭いてくれて
残りの時間で私達2人はたくさん話をした。
いと「涼太!サッカー頑張って!
応援してる!
いとが1番の応援団だよ!
だいすき。涼太だいすきだよ。」
そう伝えいとは涼太を見送った。
昼間は暖かい春の風が、
夜に寒さに変わり、
冷たさを残した15歳春。