41929さくら.210*←1話から読む涙が枯れ果てるまで…涼太はそばに居て手を握ってくれた。初めて握る涼太の手は大きくてなんだか…安心した。そして帰り際…涼太と初めてキスをした。せっかく止まった涙が溢れてきて…でも…間違いなく幸せの涙だった。チラチラと降っていた雪達が微かに桜の木溜まっていく。そして今年も街頭の光と雪と涙が交わって視界がぼやけた。15歳 冬。