

Louis Roederer Cristal Brut Vintage 2005
パーカーポイント:93
飲み頃:2012-2020
eRobertParker #203 Nov 2012
醸造責任者ジャン・バティスト・レカイヨン氏によると、 「2005年は暑い気候と雨が重なり、困難なヴィンテージとなったが、 寛容で完熟したタッチがあり、熟成可能な味わいになった。」とのこと。
《ルイ・ロデレールについて》
シャンパーニュ・ルイ・ロデレールの起源は1776年に遡り、フランス・ランス市でデュボア家によるシャンパーニュ創設にあります。
ルイ・ロデレール2世の時代、1876年、ロシア皇帝アレクサンドル2世の要望により誕生した特別なシャンパーニュは、彼の名声を象徴するようクリスタル製の瓶に入れられました。それが現在のクリスタルのもととなっており、ルイ・ロデレール社が希求する稀少性、完璧さ、気品の象徴になっています。
最高の土壌をもつ200ヘクタールの自社畑からの収穫で、必要とするブドウの約2/3の量がまかなわれており、他の多くのシャンパーニュメーカーが必要なブドウの大部分を外部から買い入れていることからみても、そのクオリティは非常に例外的です。
また、ルイ・ロデレールのリザーヴワインは、専用のセラー室で多数のヴィンテージのものを熟成させています。この手間の掛るリザーヴワインこそが、最高級のシャンパーニュの品質を守る、重要な要素のひとつとなっています。
200年以上家族経営で引き継がれてきたルイ・ロデレールの伝統を守りつつ、「例外」を法則に、ルイ・ロデレールは常に最高のものを追求し、至高のシャンパーニュを造り続けています。
最も長い期間の熟成
ルイ・ロデレールでは大手メゾンのなかで最も長い期間の熟成を経て、ワインが出荷されます。 スタンダード・キュヴェの「ブリュット・プルミエ」でさえ最低3年以上、 プレステージの「クリスタル」では瓶詰め後5年もの長期熟成がなされます。 そこには飲み頃までじっくりとセラーで寝かせてあげたいというワインへの強い愛情があります。
《Cristalについて》
ピノ・ノワール 55%
シャルドネ 45%
葡萄の出来が良い年にだけつくられるというクリスタルは、 自社畑のなかでも100%グラン・クリュから選ばれた 最高の葡萄のみを用いてつくられます。
プレステージ・シャンパーニュのなかでも長期の熟成を誇ります。瓶内熟成は平均5年間、殿引き後さらに6ヶ月熟成されます 。
白系の花、シトラス、豊潤な果実の特徴を見事に表した力強い味わいが、 細かくクリーミーな泡によって心地よく包みこまれており、 上品な長い余韻がいつまでも続きます。