いつもありがとうございます。ミズです。


このブログにお越しいただき、感謝いたします。


仕事にありがちな “ ナワバリ意識 ” について、お話してみたいと思います。


いくつか具体例を挙げながら書いた方が、分かりやすいでしょう。


ただ、分かりやすく書き過ぎると、特定の方への批判・攻撃をしているように、あるいは受け取られるかも知れません。


なので、少し抽象的に、ぼかした表現に抑えながら、述べてみます。


別に、職場の誰かに不満があって、グチるつもりではないんです。


ミズさん自身も、気付いていないだけで、“ ナワバリ ” をつくっている可能性はあるんですから。


さて、そもそも、仕事におけるナワバリ意識とは何でしょうか。


それは、自分の担当業務を、ある意味で “ 私物化 ” することだと思います。


では、私物化とは何かというと。


まず1つ目は、「仕事を教えない」こと。


これは、実際に聞いた話ですが、ある部署に配属されると、その新人さんがすぐ辞めてしまうので、困っている会社があったそうです。


なぜかと言えば、その部署に古くからいる “ お局さん ” 

が、仕事を教えてくれないから。


異動したばっかりであれば、右も左も分からない状態なのは、当然のこと。


なのに、聞こえよがしに「仕事がさばけないし、間違いばっかりだし、ホント困るわ。」みたいな嫌味を言うらしい。


そのくせ、仕事について尋ねても、「それは私がやるから。」とか、「今忙しいから、〇〇さんに聞いて。」とか。


のらりくらりはぐらかして、まともに教えてくれないそうなんです。 


要は、職場イジメですよね。


それは、居づらくなって辞めるでしょう。


うんざりした上司が、別室に呼び出して注意をしても、ムッとふてくされて、言うことを聞かない。


その人は、結局、自分のやり慣れた仕事を、他の人に取られるのが嫌なわけです。


「これは自分のものだ。誰にも渡さない。」と考えているんです。


自分の決まったやり方があるのに、新人が割り込んで来たら、ペースを乱され、かき回されるので、拒絶するんですね。


まさに、仕事の私物化そのもの。


これはかなり極端な例ですけど、少しだけ、分かる気がしなくもない。


ある仕事を担当するようになると、自分なりのやり方に “ カスタマイズ ” したくなるのは、よくある話だと思います。


それ自体は、別におかしいことではありませんし、ある程度は、誰でもやっているはずです。


要は、それで全体の業務が回っているならば、特に問題はない。


ただ、組織仕事ですから、適材適所で物事を考えますし、経営環境は常に変化し続けているため、それに合わせて、時折、入れ替えは起きます。


それは、当然のこと。


でも、「そんなこと、知ったこっちゃない」風に考える人も、中にはいるわけで。


だいたいそういう方が、ナワバリを張りたがるタイプ。


つまり、全体的なことを考えない “ 自己中 ” なんですね。


2つ目は、先ほど述べた「自分のペースで仕事をやりたがる」です。


自分優先の仕事の進め方を、“ 基本姿勢 ” として持っている人も、結構いますよね。


でも、考えれば分かりますが、まとめ役的立場の人や他部署の人たちは、かなり迷惑します。


 “ 今忙しいからムリ ” ならば、他の人に、仕事を一部振ってもらっていいんですけど。


得てして、それを嫌がります。仕事を取られたくないからです。


これも、やはり私物化でしょう。


そのペースが早ければいいんです。遅いんですよ。


それは、こだわるからです。


自分なりのやり方が固まっていて、柔軟に変えることができなくなっているのに。


それに気付いていないというか、そもそも変えるつもりが無いんです。


個人レベルだけではなく、“ 部署レベルでのナワバリ意識 ” もありますよ。


3つ目は、一般的に言う「セクショナリズム」というやつですね。


これは、「チームとして、会社の仕事を私物化している。」と言い換えてもいいと思います。


つまり、他の部署から「もっとこうできないか?」みたいな提案や依頼があっても、受け入れず、はねつける。


トップダウンで、社長以下役員あたりからの指示・命令が下りてくれば、さすがに従いますけど。


部署同士の話し合い程度の問題ならば、まず自部署の都合で物事を考えがちで、そのために対立構図をつくりやすい。


理由としては、人手が足りないとか、忙しいとか、いろいろと言うんですけど。


要は、余計な仕事が増えるのが嫌なわけです。


あるいは、今までのやり方を変えたくないんです。


だって、面倒くさいですからね。


それを、他部署から言われたから変えるなんて、“ 格下 の部署 ” みたいで腹が立つんです。


これも、組織全体を俯瞰する見方をしないという意味で、私物化でしょう。


他部署の実情というものは、自部署からは見えていないし、理解も浅いもの。


そこはお互い様なので、本来は、歩み寄る姿勢が必要なんですが。


そこまで配慮する人は、あまりいません。


それができるのは、複数部署を束ねる立場の部門長以上ではないでしょうか。


結局、仕事の私物化現象からはじまって、ナワバリが組織のアチコチに生まれてしまうのは。


「仕事というものは公的なものなんだ」という原点を忘れているからだと思うんですね。


公的とは、「仕事とは、他の人に取って代わられるべきものだ」ということ。


「他の人に引き継ぐまで、一時期、自分が預かっているだけなんだ」ということです。


しかし、ある仕事に慣れてくると、なぜか “ 所有者意識 ” が芽生えてきて、その仕事と自分を「イコール」で結びつけたくなるもの。


これはたぶん、人間の本性に関わっていることなので、無くなることはないでしょう。


人間は、自我が膨張する生き物なんです。


そうであるならば、「最近、自我がふくらんできたな」と感じたら、その都度、踏みとどまる部分は持っておかないといけないと思います。


踏みとどまるとは、「仕事は所有物ではないんだ」と自分に言い聞かせて、ガッチリ握らないということ。


いつでも引き継いで、他の人に渡せるようにしておくべきだ、ということですね。


ところで、この仕事の引継ぎにも、私物化が入り込んでくることがあります。


「本当にそのルールでやらないといけない」部分と、「自分なりにカスタマイズしたやり方」の部分。


この区別がついていない人も、意外と多いからです。


引き継ぐべきなのは前半のところだけで、後半部分は自由でいいはず。そこは、その人なりのやり方でいいはずなんです。


なのに、「最初から最後まで、このやり方じゃないと絶対ダメだ!」と言いたがる人も、たまにいます。


このタイプの人から引継ぎを受ける人は、かなり大変です。


というわけで、時折、自分を見つめ直して、「仕事に私物化が混じってきていないか。そして、ナワバリ化していないか。」


この点検を忘れないように気を付けましょう。


それでは、またお会いしましょう。


最後までお読みくださって、ありがとうございました。