いつもありがとうございます。ミズです。


このブログにお越しいただき、感謝いたします。


記憶力が良いと、一般的には役に立つので、周りからうらやましがられることも多いと思います。


特に、勉強面では必須条件でしょう。


進学・受験期にある学生さんなんかは、それこそ、のどから手が出るほど記憶力が欲しいはず。


合否を分ける決め手のひとつだから。と言うより、ある意味で「全て」ですからね。


「頭が良い」と「記憶力が高い」は、イコールにしても間違いではないくらい。


仕事をしてても、記憶力が高いと便利なことが多いです。


前月比や前年比で数字の分析をやる部署にいる人なんかは、差異の原因を調べて、上司に報告を上げる場面が頻繁にありますよね。


そんな時、過去の出来事をよく覚えている人が同じ部署にいてくれると、本当に助かる。


「ああ、それは去年〇〇を企画・実施したから、その分数字が良かったんじゃないですか?」


みたいに、スパッと推定がついて、調べるとその通りだった、とか。


時間の大幅短縮になるんですね。


一方、ミズさんくらいの歳になると、どうしても記憶力が落ちてくるので、大変です。


この前も、同部署にいる人の名前が急に出てこなくなって、恥ずかしい思いをしたばっかり。


これは、記憶力と言うより “ ボケ ” が始まっているのかも知れませんけど。


というわけで、記憶力の良さは、そのまま成功につながる。そう言っても過言ではないでしょう。


ただ、物事には、常に両面ありまして。


記憶力が高いことが、逆に、不幸を拡大させることだってあります。


一体、どういうことでしょうか。


それは、“ 悪いクセ ” として、過去の不幸体験を思い出し続ける人がいる。


いや、思い出し続けるだけじゃなく、現在ただ今起きているかのように、その不幸体験を事細かになぞる。そして、再体験する人がいるんです。


そんな人、本当にいるのか?


と思う方がいるかも知れませんけど、実際にいます、知人の中にも。


このケース、記憶力が良過ぎて、不幸な出来事の細部までしっかり覚えているために、その再体験が可能になってしまっている。


という、本当に救いようが無いと言うか、ここまで長所が “ 逆回転 ” するものなのかと驚く事例です。


中には、そのドロドロした不幸な経験を日記に書いておいて、繰り返し何度も読み返している、なんて人までいます。


たしかに、幸福体験よりも不幸体験の方がインパクトが強いために、心に深く刻まれやすい。


そして、抜き難い記憶になって、心に長く残る傾向はあります。


ミズさんも、自分を振り返ると実際そうなので、共感出来るし、同情もしますけど。


やっぱり、そのままではダメですよ。だって、苦しいでしょう?


この記憶については、みなさんと共有しておきたいことがあります。


それは何かというと、記憶というのは、必ずしも客観的なものではなく、むしろ主観的要素が強い。


ありのままの事実を覚えているとは限らない、ということ。


つまり、人の記憶にはバイアスがかかっているんですよ。


そのことを、専門的には「選択的記憶」と言います。


これは、「その時の自分の感情がない交ぜになりつつ、ある出来事を強弱をつけて記憶する」ことなんですね。


そのメカニズムとしては、


・特定のものにだけ、自分の注意をフォーカスする


・それに、自分なりの解釈を加える


・自分の解釈で歪んだ情報を「事実」として記憶する


という過程を経るんだそうです。


そうであるならば、つまり、選択的記憶をするのが人間であるならば、この習性を“ 逆利用 ” してみましょうよ。


このメカニズムを使って、幸福な記憶と入れ替えればいいんじゃないでしょうか。


幸福な感覚を味わった時の体験に焦点を絞り、その体験に対して、改めて「感謝」「ありがたい」「うれしい」と新解釈を加え、それを記憶するわけです。


その幸福な記憶を、細部まで辿り直し再体験する。


これなら、いくら繰り返しても、反芻しても、全然OK。問題ありません。


これは、ある意味で、自分に都合の良い記憶を残し、都合の悪い記憶を消すことにもなると思います。


こういうかたちでの “ 忘れる ” なら、どんどんやってもらっていいと思いますよ。それだけ、みなさんが幸せになるんですから。


記憶力が良過ぎるために、悪い記憶や不幸な体験が抜き難くて苦しい人は、このプロセスで「忘れる努力」をしてみてください。


人間は、同時に2つのことを思えないし、考えられません。


不幸な記憶の呪縛を解き、楽に生きられるよう、「忘れる」を上手に活用してみましょう、というお話でした。


それでは、またお会いしましょう。


最後までお読みくださって、ありがとうございました。