旅行いよいよ最終日。
この日は朝からレンタルサイクルを飛ばして、上杉神社へと向かいました。
まず出迎えてくれたのは謙信公の像
なんとも威厳がありますね。
上杉謙信は「軍神」として伝えられているように、戦上手で、一台にして越後平定を生した人です。数多くの逸話が残されていて、馬上の謙信には矢も鉄砲の弾も当たらないと言われていたり、毘沙門天の生まれ変わりと言われていたり…
毘沙門天への信仰の為「妻帯禁制」を固く守っていたので、生涯独身でした。
おかげで、実子をもたなかったので、御館の乱という悲劇が起こってしまうのですが…
その御館の乱で勝ち、上杉家を継いだ上杉景勝と直江兼続のふたり。
大河ドラマ「天地人」で二人は有名になりましたね。
ちなみに私は負けた上杉景虎派ですので、この二人の事はあまり良く思っていないです。(笑)
とにかく無愛想、無口で、それに関する逸話もたくさん残っています。
でもう一人、上杉鷹山公
私はこの方は好きです。
傾きかけていた上杉藩を立て直した人です。
上杉神社です。
上杉神社の祭神(ご神体)は、上杉謙信公です。
社殿は、米沢城本丸跡に建てられています。
余談ですが、上杉神社の社格は別格官幣社です。
神社って、神様を祀る所ですよね。日本古来の神様を祀る所が神社、天皇を祀る所が神宮です。
神様だけではなくて、英霊や功績を挙げた忠臣を祭神として祀る所も神社です。
ただし、菅原道真を祀る所は天満宮です。
さて、謙信公がご神体ではありますが、ご遺骸は上杉家霊廟に移されているので、上杉神社では謙信の霊魂を神式で祀っているのです。
神社内には、宝物殿があり、上杉家にまつわる様々なものが展示してあるのですが(兼続の愛の兜もあります)この日行くと、なんと、宝物殿が震災の被害を受けていて、修復中とのこと!!
残念・・・
まあ、以前一度来ているから良いけどね・・・
一日も早い復興を祈っています。
で、神社を後にして一路上杉家霊廟へ
ここには初代謙信公から十二代斉定公までの廟が整然と並んでいます。
中央に一際威厳をもって建つ謙信公の霊廟
ここは街の真ん中であるにもかかわらず、異世界のように空気が澄んで静寂に包まれていました。
深々と祈りをささげて、東北の一日も早い復興を見守ってくださいとお願いしました。
さて、米沢を後に東京への帰路です。
が、まっすぐには帰らないんだなw
白河で途中下車しました。
駅のホームからすでに見えている城影。
白河小峰城です。
総石垣作りで、三重の複合式望楼型天守を持つ小峰城は、東北三大名城の1つです。
築城の歴史は古く、南北朝時代で、その後江戸時代に丹羽長重が城主となり城郭の大改修を行って現在の形になっています。
丹羽長重の父・丹羽長秀と言えば、安土城の築城責任者でもある築城の名人と言われていますよね。息子も築城の名人の血を継いでいました。
この頃の流行であった層塔型ではなく、秀吉以前の天守に多い望楼型なのも、私の好みです。
徒歩5分程度の超近い城まで、てくてくとワクワクしながら歩いて行ったのですが、場内に入って目の前に広がる光景に愕然としました。
石垣が、無残な姿に崩れ落ちています。
それも1か所とかではなく、何カ所も・・・
天守台まで崩れています・・・(涙)
3月11日の地震で崩壊したそうです。
天守閣はなんとか無事でしたが、天守台が崩れている為、少なからずの被害はあるようです。もちろん下の清水御門跡から閉鎖されている為、近づくことは出来ませんでした。
ああ・・・美しい切り込み接ぎの石垣が・・・
修復には数年掛かるようです。
もちろん人の命が一番大事ですが、文化財の保護も大事です。
人の命と同じように、歴史的文化財は失われたら二度と元には戻せないのです。
復元は出来ても、本物ではないのです。
震災は仕方のない事ですが・・・
だから私は全国の城を破壊して回った明治政府が許せません!!
という訳で、旅の最期は悲しい悲しい現実でした。
さて、今回の東北北海道の旅。
当初の目的は「私なりの東北支援」でした。
ボランティアで助けたいと口で言うのは簡単ですが、現実的には私には何もできることはありません。(医療資格も無いし、建築・土木の資格もありません)
何かできないだろうか?と考えていた時に、TVで見た、東北地方の観光客の激減のニュースでした。
もちろん被災して、未だに大変な地域もあります。
でも直接の被災には関係ないのに「東北」という言葉でひとくくりにされて、観光資源で潤っていた場所も、人が来なくなり、収入が減っていて困っているという話です。
私はそんな東北の色んな観光地を巡って、そこでホテルに泊まり、食事をし、お土産を買い、少しでもお金を落としていこう。
そしてこうしてブログに書いて、みんなにも東北に行ってもらおう。
そう考えました。
まあ・・・ちょっと色々とあって、ブログに書くのが遅くなりましたが・・・
そして実際に行った感想は、本当にびっくりするくらいに観光客が少ない事。
そして私が行って「ありがとう」と本当に感謝されたこと。
私はお金持ちじゃないし、落とせるお金もたかがしれています。
でも行った事が無意味だったとは思いません。
これを読んで「私一人が行った所で」と思っている人や、「みんな大変な時に、観光なんて迷惑では?」と思っている人が居たら、ぜひ行ってみてほしいです。
東北の人たちは、観光客が戻るのを待っています。
街が活性化されて元気にならないと、復興はかないません。
ぜひぜひ東北へ観光に行きましょう!!

























