感想を書いてませんでしたが、見てました。
原作を読んでいて、うっかりネタバレを書いてしまいそうだったので、自粛しておりました

「燕は戻ってこない」最終話
ネタバレしてます。
ほぼ原作どおりでした。
生々しい表現が多々あったので、ドラマではソフトにするのかと思いきや、原作以上だった気もしてビックリ

キャストがそれぞれハマってました。
始まる前から、基役の稲垣吾郎はぴったりだなって思ってて、期待を裏切らない演技でした

そんなに自分の血を受け継いだ子が欲しいのか?というところから、最後はDNA鑑定もしないで自分の子として受け入れるまでの豹変ぶりが、良かったです。
一見いい人そうで、実はどうなの?っていう微妙な立ち位置の悠子(内田有紀)

無神経な基に翻弄されて気の毒だなという思いもあるけど、最終話の赤ちゃんを見たら育てたくなって心変わり
(基の変化もあったけど)

いきなり、子供を産んだばかりのリキ(石橋 静河)に、契約書のサインを求めるあたりが、基と同様、無神経だなって思ってしまいました

原作ではあんまり出てこなかった基の母・千味子(黒木瞳)は存在感抜群でした

思ってはいても、なかなか言えない人間の奥底に潜む差別的な感情を、さらりと言ってのけてました。
ドラマでは別の職業になるんじゃないかとも思ってた、春画作家・りりこ(中村 優子)
原作のまんまで、実際の春画も登場して、なんだか勉強になった気がします

この人の異色な考え方が、このドラマをより面白いものにしてましたね。
そしてヒロインのリキ

正直、キャストを見たときは、石橋静河なんだーと、がっかりの気持ちもあったんですが、終わってみれば、この人しかいないっていうくらい、熱演でした

リキって、見ていてイライラするくらい、もっとしっかりしろよ~という生活ぶりでしたが、こういうどうしようもなく流されてしまうところも、リアルでした。
貧困のために代理母出産を受け入れた、ただただ可哀そうなヒロインではなく、逆襲もあったところが、この話の面白いところです

原作を読んだとき、双子とわかった時から、ひょっとして?という思いが的中しました。
女の子だけ連れて行く決心をして、女性であるがゆえにたくさん嫌な思いをしてきたはずのリキなのに「女の方が絶対にいい」というところが印象的でした。
すごく、唐突に終わって、置いてかれた気分にもなりましたが、きっとリキは、子供と一緒にたくましく生きていくんだろうなと信じたいです


先日実家に帰った際に、久しぶりに仙台のアフタヌーンティーでランチしました。
とっても広い店内でいつも空いてるのがお気に入りだったのに、お昼前からほぼ満席でビックリ
今更だけど、コロナの時代は終わったんですねー。
海老と揚げナスのレモンカレープレート
・・・・・ふつうの味だったかな