こんにちは。
ブログにOvation が出る率が高めですが、特に好き、という訳では無く、輸入代理店で長いこと修理をやらせて頂いていたので、Ovationの修理依頼が多いのかなと思います。
今回はですね、初期のAdamasを見ていただきます。
レスポール的に言えば、このタイプがオリジナルのAdamasになるのでしょうか。
初期のアクセスドアは真ん中ではなく、横で小さめで、1/4ターンファスナー4つで留まっています。
アクセスし難い上に、ネックの留め方が変わっているので、非常にリセットが面倒です。
ボルト2本は同じなのですが、穴3つで1つはアジャストロッド用の穴なのですが、そのアジャストナットもボディを固定している為、アジャストナットも取ったり付けたりしなければなりません。
このタイプのAdamasを始めて修理する人は覚えておいてくださいね。
笑っちゃうくらいやりにくいですから。
初期Adamasは指板は接着してなく、フローティングしています。
その為に音に腰が無いので、この様な補強が入っているのかなと思います。
接着していないので、きれいです。
Voが付いてる大きい方がプリアンプ、小さい方の箱はTone。
電池はアクセスドアの裏に付きます。
こちらはモノラルアウトのみのモデル。
塗装前にエポーレットが貼られている為に、縁に塗装がかかっています。
もうひとつの特徴は、この彫刻みたいなバインディングとトップ板の間に白いトリムはありません。
前にどこかのサイトでこの彫刻ぽいバインディングは初期のAdamasは手彫りだ、なんて書いてありましたが、ちがいます。
後期モデルと同じ、プラスティックでーす。
初期モデルの特徴はこんなところですが、この赤いやつと上の画像見比べると分かりますがジョイント部ボディに隙間が無いところもよいですね。