ピックガード交換 | 皆川ギター工房のブログ

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東京都足立区北綾瀬にてアコースティックギターの修理(リペア)とメンテナンスを中心に営業中です。
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こんにちは。

年末バタバタしていて、なかなか更新できず、今年最後の更新になってしまった。

今回は、ネックのリセットとピックガードの交換の修理ですが、ピックガードの交換にスポットを当ててみます。


 
ネックのリセットが済みましたら、ピックガードを作り直して貼りなおします。


 
剥がして、作業に入ります。
ピックガードよれよれです。


 
まず、トレーシングペーパーに型を写し取りましたら、両面テープを貼って材料に貼り付けて、切り出します。


 
切り出しましたら、外周のでこぼこを取ってきれいなピックガードの形を作ります。


 
 外周の縁を面取りします。


 
 サンドペーパーで全体を磨きます。
これをやらないと、色艶がただの下敷きみたいでかっこ悪いのです。



 
 それからバフ掛けをしますが、だいたい1回ではきれいになりません、よくサンドペーパーをかけたつもりでも、 キズが残っているので、この作業は何回か繰り返さなくてはなりません。
塗装面と違って固いので、大変です。

 
磨いたものと、シールを剥がしただけのものの比較ですが、なんとなく伝わるでしょうか?


 
 きれいに磨けたら、裏に両面テープを貼り付けます。

 
 このような、ピックガードの材料(両面テープつき)もあって以前は使ったのですが、少し、気持ち厚いのが気になって今は殆ど使いません。


 
 後は汚れや縁のバリを取って貼り付けます。


 
 貼り付ける前に調整などの作業は全て終わらせておきます。

  
  
 70年代の D-41 です。


 
 しかし、なんでこんなにヨレヨレになっちゃったんだろ?
 

それでは、来年もよろしくお願いいたします!




おまけ。
Gibson のピックガード交換。
 
  
 50年代風のモデルに厚めのピックガード。