最古の富士山アプローチ・富士本道を歩く⑥ 大頂寺の大日如来坐像 富士山本宮浅間大社 | 一人、"地下鉄の地上を歩く会"

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山や街を歩いて見聞したことや身の回りのことなどをお話しします。

平等寺の地続きでお隣の大頂寺の虚空蔵堂。

かつてはこの中に富士山の下山仏、大日如来像が祀られていました。

今は本堂の中に安置されています。

 

 

 

2011年12月13日、お参りさせていただいた時の虚空蔵堂の中です。

 

 

 

上段に虚空蔵菩薩立像(享保17年 1733年)。

智慧と福徳とが虚空(大空)のように無量で、人々を救うためにあらゆる姿になって現れるそうです。

 

 

 

明治初年の神仏分離令による廃仏毀釈運動によって、富士山中の仏像仏具が破壊されたり引き下ろされたりしました。

この大日如来坐像は頂上にあったものだそうです。

 

 

 

大頂寺は浄土宗の古刹。

 

 

 

本堂の中の御本尊の阿弥陀如来さまを境内からも拝観できます。あそこのどこかに富士山の下山仏、大日如来さまもいらっしゃるのでしょう。

 

 

 

神田川まで来ました。あら、浅間大社はお祭りのようですね。

 

 

 

5月4日から6日まで、流鏑馬祭りなのですって。

 

 

 

1日中気にかけていた富士山。屋台の向こうに山頂を現してくれました。

 

 

 

人もゴミもたくさん。「業者持ち込み禁止」の立て札。よそからのゴミを持ち込む業者がいるということ?

 

 

 

屋台のところは人がいっぱいでとっても混んでいるのに、湧玉池にはほとんど人はいません。池に魚もいないんです。カワウが食べてしまうのですって。

 

 

 

富士山本宮浅間大社の社殿も参拝者が少なくて拍子抜けするくらい。

 

 

 

社殿は慶長9年(1604)、徳川家康の造営によるもの。二階建てのような楼閣は浅間造りと言って珍しく、静岡浅間神社、多摩川浅間神社も浅間造りで行ったことがあるけれど、横浜市西区の浅間神社も浅間造りらしい。そのうち行ってみましょうと思いながら、15年くらい経ちます。

 

 

 

社殿正面の参道にも露天が並び、ぞろぞろとゆっくり歩く人たちでいっぱい。

流鏑馬の像がありますね。

 

 

 

富士山本宮浅間大社の鳥居と三峰富士、絵はがきの構図です。

 

 

 

浅間大社の前のお店で、富士宮やきそばと静岡ビールで乾杯!

良く歩きました。お疲れ様でしたー!

 (完)