天守台は皇居東御苑の中では欠かせぬ観光スポット。
スギナ(杉菜)とツクシ(土筆)
一番上まで登ると360度の展望を楽しむ人、記念写真を撮る人たちでいっぱいだけれど、柵の外側は野草の宝庫。
キュウリグサ(胡瓜草)
カラスノエンドウ(烏の豌豆)
アカツメクサ(赤詰草)とシロツメクサ(白詰草)
コメツブツメクサ(米粒詰草)、キュウリグサ、カラスノエンドウの可愛い競演。
天守閣の30分の1の模型や展望台からの景色を楽しんだ後は、汐見坂から二の丸庭園へ。
クサノオウ
オトコヨウゾメ(男ようぞめ)
ヤマブキ(山吹)
シャクナゲ(石楠花)。今回は石楠花がとても目を惹きました。
諏訪の茶屋の前の躑躅。
「This is the スミレ」
最近はスミレを見ることが少なくなり、またスミレかどうかも分からなくなって・・・。
背広姿に虫眼鏡を持ったすみれにとても詳しい方がいて、立坪菫(たちつぼすみれ)の特徴を教えてくださいました。
天守台の石垣の隙間に生えていた逞しい数株のすみれの写真をお見せしたところ、「スミレです」と言ってくださった。
「あぁ、これがスミレなんですね。」と妙に嬉しかったものです。
これはアカフタチツボスミレ(赤斑立坪菫)で合っているかしら。
さっきの男性に訊こうと思ったけれど、膝をついてすみれを覗き込むその真剣な姿に気軽に声をかけることはできませんでした。
(つづく)