地下鉄の地上を歩く会 丸ノ内線−8⑧ ✿ 宿鳳山 高圓寺 | 一人、"地下鉄の地上を歩く会"

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山や街を歩いて見聞したことや身の回りのことなどをお話しします。

蚕糸の森公園からは丸ノ内線から外れて、JR中央線高円寺駅の方へ向かいます。

あれっ、お寺かな?と思いきや、高円寺南四丁目交番!

 

 

 

宿鳳山 高圓寺。

高校同期仲間なので、誰もが中央線沿線には詳しいけれど、高円寺駅近くに高円寺があるの〜?と思っていた人も少なくなく、かくいう私もその一人。

この高圓寺から高円寺の駅名がつけられたのですね。

 

 

 

山門から本堂までの境内の雰囲気も静かで奥深い味わいがあり、「高円寺駅近くでこんなに静かな寺院があったのかぁ」と皆感動。

 

 

 

本堂前の大イチョウはすっかり葉を落としていまして・・・、

 

 

 

椿と八重の紅梅でしょうか、こちらは早春の趣でございます。(3月10日)

 

 

 

山茱萸(さんしゅゆ)ともなればなおのこと。

 

 

 

高円寺は弘治元年(1555)に開山された曹洞宗の寺院。

本尊は観世音菩薩立像で、室町期の作と伝えられる阿弥陀如来坐像も安置されているそうです。

 

 

 

境内には東京に3箇所しかないという双龍鳥居の稲荷社。

一つは品川富士のある品川神社ともう一つはここから1kmくらい西にある馬橋稲荷神社。

左柱は天へと昇る龍。(願いが天に届きますように)

右柱は天から地へと降りる龍。(神の恩恵が人々に与えられますように、ということかしら)

 

 

 

   

むむっ、本堂の屋根に三つ葉葵のご紋じゃない?

徳川家光が鷹狩りの度に立ち寄ったそう。徳川家ゆかりの寺であるということですね。

 

 

 

皆が正面の彫刻に注目です。羽を優雅に広げているのは鳳凰でしょう。穏やかに微笑むような表情のお顔はどなた?迦陵頻迦の可能性も?

 

 

 

鬼瓦にも注目。立派ですねえ。

 

 

 

何を表すのかしら。

 

 

 

「ひょっとこ」に見えるのだけれど・・・。

 

 

 

対の側を見ると「おかめで」はなさそう。

思わぬところで楽しんだ高圓寺でした。

 (つづく)