富士山 村山からの下向道 ② ✿ 道しるべ 村山の早春の風景 バンヤ  | 一人、"地下鉄の地上を歩く会"

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山や街を歩いて見聞したことや身の回りのことなどをお話しします。

三峯の富士山形と村山道、白い文字の道しるべ。これは下から数えて6番目。
コンクリートの壁にレリーフのように埋め込まれています。

 

 

 


数年前から「←村山道」と刻まれ白く塗られた道しるべが所々に置かれています。分かりにくい所は助かりますね。「間違っていないわ」という安心感もある。

 

 

 


気温が下がると言われていても無風状態で快晴。白い霞のような梅の花。

 

 

 


満開です。(2月14日)

 

 

 

リュウキンカ、それもキクザキリュウキンカというのかな。オオイヌノフグリとコラボして早春を演出しています。

 

 

 


水神の石碑。バックは梅林。のどかですねえ。

 

 

 


稲わらで編んだ高さ50センチほどの小さな小屋。「バンヤ」という、火伏の神。この集落だけのものらしい。

 

 

 


小屋の屋根や壁に差し込まれた見慣れない模様のこの葉は「アスナロ」。

畠堀様が教えてくださいました。

 

 

 


道路工事で集められたのでしょう、石造物が並んでいます。

 

 

 

そのままではとても読めないのに、懐中電灯の強烈な光で見えました。

右ぶん…、右ぶんぷかわ(凡夫川 ぼんぷがわ)らしい。側面に左よし…、左よし原らしい。移動の時に何も考えずに埋めたのですね。

 

 

 


そこへハイカー一人。暗いうちに田子の浦を歩き始めたとのこと。
「日の出はどの辺りでしたか」「吉原駅の近くかな」
畠堀氏が名刺を差し出すと、
「あぁ、『富士山 村山古道を歩く』は買って良く読んでいます」
こういう出会いはよくあります。
日の出は6時20分くらい?ただ今、10時33分。速いですねえ。

 (つづく)