中央通りに出ました。銀座八丁目の道標のような博品館。
トイパークを見ることもあれば、劇場やレストランへも頻繁に行ったのに、ここ20年近く足を踏み入れたことがありません。生活の変化とともに行く場所ってこんなにも変わるものなのですね。
明治44年(1911)、銀座に開業したコーヒーの店、カフェーパウリスタ。
1923年の関東大震災で一時撤退しましたが、1970年に復活しました。
「銀ブラ」の語源は銀座でブラジルコーヒーを飲むという説があるらしいけれど、さぁどうかしら?
中央通りには老舗店舗や、逆に時代の先端を行く店、高級ブランドの店が建ち並び、それこそ銀ブラ(銀座をぶらつく)していても飽きずに楽しめる。でも今回期待していたのは銀座シックス。
黒川紀章の設計建築による中銀カプセルタワービルの140個のカプセルのうちの一つが、銀座シックスの店頭に展示されているのです。
カプセルの中に入れるわけではなく円型窓から見るだけなのでちょっと感覚がつかめなかったけれど、実際に見た中銀カプセルタワービルよりもずっと狭そうな印象。
広さ10平方m、奥行き3.8m、高さ2.1mですって。
バスとベッドが不可欠な装備品でその他さまざまな装備がされたようです。
1972年、銀座8丁目に竣工し、2022年、老朽化により解体されました。
銀座シックスの屋上には、円形窓の彩りも可愛い中銀カプセルタワービルのオブジェがありました。
もともと興味があったけれど、Wikipediaを読んでみると面白さが増しました。
(つづく)