富士山・村山古道と須山口登山道の修験場跡の探索 ② ✿ 一ノ木戸から須山道へ 藪漕ぎ 沢渡り | 一人、"地下鉄の地上を歩く会"

一人、"地下鉄の地上を歩く会"

山や街を歩いて見聞したことや身の回りのことなどをお話しします。

一ノ木戸(標高2150m)からほぼ水平の高さにある須山道の村山修験の行場に向けて道なき道の探索に出発します。11時15分

 

 

 

ローリング父さんは10年くらい前にそのコースを歩いて成功したので案内をしてくれましたが、その時とは様子が相当違うようで、困惑した表情。

 

 

 

先ずは藪漕ぎ。

 

 

 

歩きやすいところもありましたが・・・、

 

 

 

倒木で行く手を塞がれることもあり・・・、

 

 

 

ウラジロモミでしょうか、幼木をかき分けながら進むことが続きます。

 

 

 

写真提供 ローリング父さん   

畠堀操八師匠はじめ皆は、村山修験の修験場・村山古道の一ノ木戸と須山道の修験場はほぼ水平のところにあり、修験者は双方を往復していたと仮定して・・・、

あるいは一ノ木戸にはハマナシ(コケモモ)小屋があって、コケモモを採集するための道であったとか、

登山家・冠松次郎の著書『富士山の旅』(發行所 富士箱根厚生文化協會 昭和24年7月23日初版發行)に書かれている昭和17年10月の描写を頭に入れて探索しています。

 

 

 

前方に岩だらけの沢が見えてきました。

 

 

 

「日沢の上流」とローリング父さんの説明。

カラマツが色づいてきましたねえ。(10月1日)

 

 

 

沢から下流を覗くと富士宮でしょうか、市街地の外れが見えます。

一方、上流側はガスっていて何も見えませんでした。

 

 

 

シラビソが増えてきて、少し植生が変わってきたかな、もうすぐ須山側に着くかなと思いきや・・・、

 

 

 

また沢を渡ります。

 

 

 

写真提供 ローリング父さん   

倒木をくぐることもあれば・・・、

 

 

 

写真提供 ローリング父さん   

また沢を渡る。小さいものを入れれば4~5回、水のない沢を渡ったでしょうか。

 

 

 

写真提供 ローリング父さん   

相変わらず藪漕ぎも続き・・・、

 

 

 

腿くらいまでのウラジロモミの幼木を押すようにかき分けて前に進みますが、幼木の押し返す力も強いこと!

 

 

 

藪漕ぎ、倒木越え、沢渡り等を繰り返すこと1時間半、樹間が少し広くなり、植生が変わってきて、山から受ける印象が優しくなってきましたよ。