日本橋から歩く『大山詣で』2回目-6 ✿駒留八幡神社(若宮八幡) 三軒茶屋 常盤塚 | 一人、"地下鉄の地上を歩く会"

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山や街を歩いて見聞したことや身の回りのことなどをお話しします。

渋谷を過ぎるとクリスマスカラーは消えて、お正月を迎える準備一色。
昭和女子大学にも門松がたてられていました。(12月25日)
 
 
 
まもなく三軒茶屋。
2回にわたってせっせせっせと歩いてきたのに、日本橋から11.8㎞、三宅坂から8㎞。
えーっ、まだこれっぽっちしか歩いていないのー?
 
 
 
三軒茶屋駅から上がってきたところに「大山道」の道標が。
側に詳しい説明板もたてられているけれど、気がつく人は少なそう。
 
 
 
三軒茶屋からは、世田谷通りを歩きました。
 
✿三軒茶屋から用賀まで、『ホントに歩く大山街道』では二通りのルートが載せられていますが、今回は世田谷通りを選びました。
 
駒留八幡神社(若宮八幡)です。
鎌倉時代、領主の北条左近太郎が社殿を造営。
その後、世田谷城主吉良頼康(1651年没?)が若宮八幡としました。
 
 
 
水は抜かれているけれど、池に囲まれた厳島神社。
弁財天を祀っているのでしょう。
 
 
 
境内は黒ボクがふんだんに使われ、この小高い一画も黒ボクに囲まれ、「これきっと富士塚だわ」と思うけれど、どこにも「富士塚」の文字は見えず。
素人判断はやめるとしましょうか。
 
 
 
世田谷通りに戻る途中に出会った常盤塚。
 
『世田谷城主吉良頼康の寵を一身にあつめた側室の常盤は、他の側室にそねまれ、城を逃れたが、この近くで殺害されてここに葬られた。
後に訴えが虚偽であることを知った頼康は、これを悔やみ、駒留八幡神社に、常盤を弁財天として、常盤の胎児を若宮八幡としてまつり、また虚偽の訴えをした側室十二人を処刑した。・・・』
 
今参ってきたばかりの駒留八幡神社。
厳島神社の弁財天、また若宮八幡ともいわれる由縁、ここにあったのですね。