プロ家庭教師の学習支援×臨床心理士のカウンセリング えむ心理研究室です。

不登校支援プロジェクトの記事をご覧いただきありがとうございます。

 

 

今回は、

「不登校は子どもの問題?それとも家族の課題?」

不登校のとらえ方についての記事です。

 

 

えむ心理研究室の不登校支援専門サイト「ReStudy!」の記事紹介も含めてお送りします。

 

不登校は「子どもの問題」?・・・「家族の課題」として受け止めて

 

 

不登校のお子さんがいるご家庭の

 家族カウンセリングの効果

不登校のお子さんがひとりでカウンセリングに通うのでももちろん効果がありますが、

より効果が出やすいなぁと経験的にも実感しているのが家族カウンセリングです。

 

家族カウンセリングを希望されていて、

「家族全体で変わっていこうね」とタッグを組んでいるおうちでは、

不登校改善やその他の関係性の改善が早期に見られます。

 

やっぱり、家族が一丸となれるのは大きいですね。

 

お子さんに不登校などの不適応行動や問題行動が出ているときは、

家族がお互いを思い遣り、冷静に対話出来る環境づくりが大切です。

このような環境づくりには家族カウンセリングがかなり効果的です。

 

 

家族の不均衡状態の改善

家族カウンセリングによって

不登校の生徒さんは

「ひとりじゃないんだ」

「自分だけがおかしいんじゃないだ」

「家族も自分を理解しようとしてくれる」

というふうに安心することが出来ます。

この安心感が、不登校の改善にとっても効果があります。

 

家族関係を見つめ直すと、

お父さんお母さんの関係も良くなります。

お母さんがたったひとりで子育てしていた状態に

お父さんが協力してくれるようになるとか、

お父さんお母さんの会話が増えれば

齟齬や誤解、不満もかなり解消されるでしょう。

 

また、母子密着型のおうちは

子どもさんに不適応行動があらわれやすいですが、

母子密着型の家族関係になっていることを

見つめ直すだけでもずいぶん違ってくるでしょう。

母子密着にならざるを得ない環境であることを、

みんなで考え、改善しようとしてくことが大切なのです。

 

子どもが不登校になって家族カウンセリングを受けて、

子育てを夫婦で考えていく時間が初めて取れた、というおうちもあります。

これって素晴らしいことですが、

そもそも子育てを夫婦で考える時間がなかった・・・という状況、

これがアンバランス、不均衡を生み出していましたよね。

そのしわ寄せが、

お子さんの不適応行動としてあらわれていたと考えられるでしょう。

 

 

これらの変化、

まとめて言えば、

家族の中の不均衡状態が緩和される・・・ということです。

 

この「家族の不均衡状態」というのがいろんな問題を生み出すのです。

 

不登校を

「学校に行けないこの子の問題」

としてとらえるのでなく、

「家族の不均衡状態が『子どもの不登校』という形であらわれた」

と受け止めていってください。

 

 

不登校の対応で一番マズイ考え方

一番マズイのは、

「なんでこの子だけ学校に行けないんだろう」

「特にヘンな育て方したわけじゃないのに」

というふうに、

不登校だけ、不適応行動の出ているお子さんだけを問題としてとらえる方向です。

 

 

じゃあお母さんのせい?

「じゃあ私のせいだっていうんですか?!」

と息巻くお母さんも中にはいらっしゃるでしょう。

 

お母さんのせいでもないですが、

お母さんは全く悪くない、ということでもないです。

 

お母さんがどのくらい問題なのかというのはさておき、

ちょっと冷静に考えてみてください。

 

「お子さんだけを問題としないように」

と言われて、

「じゃあ私が悪いのか」

と考えてしまう思考回路になっている状態のお母さん、

というのが問題だと思いませんか。

 

そんな思考回路を持つお母さんは、

あまりに自責的すぎるし、

自己犠牲的な子育てを強いられて(あるいは自分で強いて)

いたのではないでしょうか。

 

お父さんもいらっしゃるでしょうし、

ごきょうだいやおじいちゃまおばあちゃまのいるご家庭もあるでしょう。

同居していなくても近くに住んでいればいろいろかかわりがあると思います。

 

協力し合える人はみんな巻き込んで、

家族でがんばってみませんか。

 

 

子どもの問題は家族の課題

家族それぞれの個性が、

じわじわとにじみ出て構成しているのが家族です。

 

子どもに何か問題行動が現れた場合は、

その子どもだけの問題であることは少ないです。

 

たいていが、家族の課題が表出しています。

 

家族を一番大切に想っている子に、家族の課題があらわれやすいんです。

 

誰も、ひとりで受け止める必要はありません。

子どもの問題は、家族みんなの課題です。

 

↑これらのことを、

不登校に限定して書いた記事がこちらです↓

 

不登校は「子どもの問題」?・・・「家族の課題」として受け止めて

 

どうぞご家族でお読み下さい。

 

 

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