仕事で落ち込んだ時の対処法として
気持ちの切り替え方
行動や思考を変える方法について
お伝えしてきましたが
仕事のミスに対する叱責を超えて
人格を否定したり、また暴力などは
個人的な問題では済まされない
場合もあります
職場のハラスメントに関する
厚生労働省の実態調査によると
過去3年以内にパワーハラスメントを
受けたことがあると回答した者は31.4%
令和4年度の都道府県労働局による
パワーハラスメントの相談件数が
5万件を超えるなどの報告があり
どこの会社でも起こり得る
身近な問題とも言えます
職場における
パワーハラスメントの定義は
①優越的な関係を背景とした言動
②業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
③労働者の就業環境が害されるもの
①~③の要素を全て満たす行為をいいます
※業務上必要な指示や指導を
不満に感じる場合でも
業務上の適正な範囲内で
行われている場合には当たりません
ハラスメントになり得る言動として
1身体的な攻撃:暴行・障害
2精神的な攻撃:脅迫・侮辱
3人間関係からの切り離し:無視・仲間外れ
4過大な要求:遂行不可能なことを強制
5過小な要求:仕事を与えない
6個の侵害:私的なことに過度に立ち入る
例えば
暴力、暴言、仲間外し、仕事をさせない
できない仕事を無理にさせる
プライバシーの侵害などがあります
実態調査結果からは
「精神的な攻撃」の
割合が最も高く
パワーハラスメントが
起こりやすい要因として
上司と部下のコミュニケーション不足が
影響していると言われています
上司は指揮監督が
ありますから
部下を叱ることも
必要な場合もあります
人前で叱ることは避け
別室に移動するなど
周囲に聞こえないような
配慮をしたり
業務報告などでは
部下も上司の忙しい状況や
立場に配慮しながら
相談したりしましょう
お互いのちょっとした
思いやりや気遣いから
関係性にもおのずと変化が
見られるものです
あなたの思いやりが
職場のハラスメントを
減らすことにつながります
ハラスメントを
受けたと思う時には
まずは気持ちを
落ち着かせることが大切
気持ちの整理が困難なときなど
ひとりで悩まず信頼できる
身近な人に相談したり
公的な窓口などを利用しましょう
怒りの感情や傾聴のポイントなど
下記の記事を参考にしてください
ハラスメントについては
また改めて記したいと思います
みなさまの夢を
応援しています❀
引用:参考
令和2年度厚生労働省委託事業
職場のハラスメントに関する実態調査報告書
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