今回は0-0^が最近一番感動したことの話。
夢は諦めないと叶うってこと。
そう『想いがPowerの源』になる瞬間を体験してきた。
実は鈴鹿サーキットに行ったもうひとつの目的は、元WGPライダーのウェインレイニーに会うため。
まずはウェインレイニーって人は誰?ってことですよね。
これ⤵︎見て。
そう二輪界では有名なWGPライダーで、『ミスター100%』と呼ばれたすごい人だったの。
それが1993年にイタリアのミザノサーキットで、事故をしてから下半身不随状態で車椅子生活になり引退してしまったんです。
それはそれは…世界中ショックでした。
天才ライダーでも事故を起こして、車椅子生活になるなんてってバイクに乗る0-0^もそう思ってショックでした。
F1レーサーのアランプロスト(アイルトンセナのライバルだった)もこの事故をきっかけに引退を決めたぐらいだったしね。
その彼が26年間乗らなかった、いや、乗ることさえ出来なかった……そのバイクに乗るということがニュースになり大イベントになったんです。
左端は彼の師のケニーロバーツ!ライダーで彼を知らない人は居ないぐらいのグレイトな人でチャンピオンにもなりMotoGP殿堂入りしている人。『キングケニー』と呼ばれ、南阿蘇の道路に彼の名前がついている(2015年10月から「ケニーロード」と正式に名前がついた)し、奥さんが日本人で阿蘇が実家なので、お忍びでケニーロバーツが走ってるらしい…びっくりするのはトムクルーズとかキアヌリーブスも一緒に来てるらしいんです。
その隣の人がエディローソン。この人もカワサキ、ヤマハ、ホンダと渡り歩いてWGPチャンピオンライダー。4度もタイトルを取ってる偉大な3メーカーを渡り歩いた人。今でも人気なカワサキにローソンレプリカってのがある。
精密機械のように正確なマシンコントロールと着実なレース運びから『ステディエディー』と呼ばれてた人です。
で、次がそのウェインレイニー本人。車椅子でしょ。
そしてその隣が日本人レーサーの青木拓磨。
この人も他の3人に負けじ劣らずすごい人なんです。その彼も1998年栃木のホンダのテストコースで転倒事故で車椅子生活になってしまった。
0-0^は学生の頃からバイクに乗ってたし、この鈴鹿にも鈴鹿8時間耐久レースを見に来たりしたんだ。この4人がレースで走ってるのもしっかり見てきたんだよ。
周りにはこのレジェンドたちのレプリカヘルメットを使うライダーは多かったもんです。(ちなみに今も売って人気あります)
その車椅子の2人がサーキットを走るんだからね。
レイニー26年ぶり、青木拓磨21年ぶりに。
下半身不随の2人がバイクに乗るんだからね。
ありえない、信じられない…
でも2人の想いがみんなを動かし、イベントになり、不可能と言われたバイクに乗るんだから…
この情熱には負けたぁーなぁ。
すごい、すごすぎる…涙がとまんなかった。
想いがPowerになって周囲と本人を動かしたんだね。26年経っても想い続ければ叶うんだ!!
ウェインレイニーのバイク。ヤマハR1 マルボロカラーが超イケてる。車椅子の人とは思えないライディング!脚をマジックテープで固定してるでしょ。ギアは改造して手元に移籍されてる。
バイクに乗る人はわかるでしょうが、バイクって下半身で乗るもので膝の扱いは(ニーグリップっと言って膝で挟み込んで支える)大切なのに。
上腕の力で支えていることになる。これって信じられない…ぐらいの大変さ。
前が青木拓磨、続いてケニーロバーツとエディローソン!のレジェンド達。なんか考えさせられたなぁ。感動した。
彼らのそれぞれの想いを勝手に想像するだけで泣けてきました。
ここまで来るのにツラい日々、現実と理想の格差、乗ってレースで活躍するレーサーを見てどう思ったのか?!
走り終わった後のトークショーはケニーロバーツとエディローソンとウェインレイニーの3人だったけど…いい話が聞けました。
『危ないレース、バイクなのにどうしてみんな続けるのでしょうか?』って質問に。
シンプルに『それがレーサーだ。そうゆうもの』
ちょっとの壁でへこたれたらダメだぞ!
『想いはPowerの源だ!』
諦めない気持ちが大切なの。
そして努力は工夫なんさ。弱音吐かずに頑張ろうぜ!
夢は叶うもの。でも叶うためには努力も必要。
負けるな!大丈夫!0-0^も一緒に戦うから。