ネ 申 FIVE (*´∇`*) とは 小麦編 | 予備校講師・みはらっち0-0^のオフィシャルなブログ

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さ、今度はコメに続いて小麦編です。

小麦の生産は前に書いてるから大丈夫だよね。
暗記じゃないんだよ。
『主食はそれを食らう人口の順』って考えるんだよ。

で、小麦の5大輸出国は
1 ロシア
2 USA
3 カナダ
4 フランス
5 オーストラリア

これをネ申 5 と呼んで何故?輸出できるか?理由を考えてね。

カナダは人口0.3億人で、あんな日本より26倍もある国土にマレーシアと同じぐらいの人口しか居ないんだよ。確かに耕地の小麦畑は割合は少ないけど…実質的なものは馬鹿でかいもんね。
(カナダは春小麦だからね)
そりゃ余る量、すなわち輸出できるのも半端ないだろうよ。
USAとともに企業的にどかーんって売るために作っているからね。輸出はデカいよ。
USAは北の春小麦と南の冬小麦に加えて、西側(ロッキー山脈の東あたり)ではセンターピポッド方式で小麦を作ってたりするからね。

フランスは混合農業で、国土も日本より広く、牛や豚を飼ってウンコさせて、夏作物と冬作物を別々に輪作して、テンサイやクローバーを栽培してるから、効率は超いいんだよ。
1haあたりの穀物生産性も高いんだしね。

オーストラリアはなんてたって、季節が北半球と逆で、世の中に小麦が少ない時に栽培ができるんだよ←端境期っていいます。
そしてカナダとかと似たような感じで人口も少ないしね。オーストラリアは地図帳をみて、マリー川流域を押さえてて。その辺りで栽培が多いんだよ。決して大鑽井盆地ではない。だってこの大鑽井盆地またの名をグレートアーテジアン盆地は薄い塩水が自噴しているので小麦栽培には向かないからね。あとエルニーニョ現象の影響などで収穫高が不安定なので、スノーウィーマウンテンズ計画でマリー川を増水させて灌漑をして栽培してることは場所と内容は必須だからね。
(スノーウィーマウンテンズ計画はまた書くね)

で、もうひとつがロシア。この国の南側、ウクライナからカザフスタンにかけては世界で最も肥沃な黒い土、チェルノーゼムが分布してるわな。
そりゃ小麦はたくさん穫れるよ。当然、春小麦ね。ロシアは人口大国でも、ライ麦やジャガイモ、大麦、エン麦もあるから輸出は意外と多いよ。ただ気をつけて欲しいのはここは『商業的穀物農業』や『企業的穀物農業』に分類されるので家畜はいない上、どかーんと作れるよ。
たまたま2016年はトップになってるけど…そうゆうこともあるし、順位は気にしなくて良いからね。

あと、昔はアルゼンチンがロシアの代わりに神5だったけど近年は農業は上手くいかず、経営を離れてる人も増加し、工業にシフトしつつあり、イマイチな様子なのさ。


最後に、じゃ、日本はどこの国から小麦を輸入してるでしょ?考えてみて。

『貿易は付き合う2人のLINEの回数、魅力なければ近くに負けるっ』

が大きなヒントね。

つまり日本の輸入先は
USA   カナダ   オーストラリアの三大国

なんでかわかるよね。小麦なんて食ってみて味の違いなんてわからないでしょ。だから近いところの方が輸送コストが安くて済むでしょ。
だからこの3つの国。
えー?ロシアも日本に近いって??
そりゃそうだけど…
チェルノーゼムが分布するエリアはヨーロッパの方が多いでしょ。

ね。



しっかり地図帳や資料を見てみてね。
ではまた。
ごきげんよう。