池井戸潤さんの原作だから男性の目線の点数かもしれないなぁ。
でも良かった。
0-0^はフリーで予備校講師をする前はサラリーマンだったんです。大企業で働いていたし、キッツい会議とかよくあったし…派閥や出世街道だとかいろいろ渦めくものを感じてたので感情移入して観ることができた。
終わった後に会議の数を数えたり…
あ、わかった。重要人物が七人か?
それで良いのか?
野村萬斎は演技が上手すぎて、最初は大げさなのかなぁと思いながらどんどん引き込まれていく。
表情と目ヂカラが凄い。キャストも超豪華メンバーだったし。
しかし、御前会議とか最初の営業会議とかの様子よくわかるわ。あの頃のストレスは大変だったし、あのままだったら早死にしていたかもしれないなぁ…と思いつつも。
今考えるとパワハラ当たり前の社会でモーレツに出世競争だった気がするね。
昨今多いデータ改ざんのニュースの中でいろいろ日本企業の体制のあり方を考えさせられた映画だった。
御前会議の最後でゼノックスの社長が言う一言がまさに日本の企業体制なんだろうな。
でもそうゆう会社ばかりだったので上手くいく時は波に乗り、高度経済成長時に小さい島国日本が世界に追いついたのでしょうね。
最後の最後で野村萬斎扮する八角民夫がサムライ社会の話をするんだけど…
その内容に妙に納得できた。
日本はサムライ社会と脱サムライ社会の間でウロウロとしてるんだろうなと思った。