氷河地形といって、センター地理レベルで考えると…
カール(圏谷)、モレーン(氷堆石)、ホーン(尖峰)、U字谷(氷食谷)、フィヨルド(峡湾)
ぐらいなもんです。
ところで、氷河は大陸氷河と山岳氷河の2つに分けられるのは知ってるよね。
新生代第四期の洪積世=更新世には4回の氷期と間氷期を繰り返されたのは知ってる?
その中でも第4回目の最終氷期は今から7万年~2万年前で、この頃は海水面が120mも下がってたんだよ。(温暖化になると海水面は上がるでしょ)
その頃はヨーロッパや北米は大陸氷河に覆われてたんだよ。
次の図みたいに。
だから、フィヨルドなんてのはヨーロッパの50°N以北と五大湖以北の辺りしか無いワケ(南半球は40°S以南のチリの西部とNZの南島とオーストラリアのタスマニア島だけね)
だってU字谷は氷河が流れてできるから、山や内陸でもできるけど、それが沈んで出来たフィヨルドは海沿いしかないしね。
この辺りは超わかりやすくプリントを作っているんで、また、ブログでも書くね。
で、今回言いたいことは、日本に存在する氷河地形は…(センター地理レベルだと)
カールとモレーンだけ。
カールは圏谷といい、お椀でえぐりとられたような谷のこと
プリンでいうと
こんな感じ。
そして、モレーンは削られて氷河が運んだもので
プリンでいうと
こっち側だね。
ホルン(英語ではホーン)だけど、先が尖った山のことで氷河によって削り取られてできるよね。
ただ、日本では地震もあるし、降水量も多いし、侵食され無くなるケースがほとんどだから、コレは無いと思ってね。
だから、日本にあるのはカール&モレーンで、場所は中央高地(日本アルプス)辺りと北海道日高山脈⇒はい、地図帳に印をつけて。
と、いうことで…
今日も高校生の授業に行ってくるで。