現象学的統一論・追記1
宇宙には観測できないものと観測できるものとがある。
量子物理学では、科学的な観測器機で、観測できないものは存
在しないとする理論が一般的。
と言うことは、人の意識や五感で感じる感覚を否定することにな
る。
たとえば、色彩感覚の元である波長は精度よく観測できるが、人
の五感で感じる感覚や、意識は観測器機では観測できない。
観測器機の精度と、人の脳のシステムに問題がある。
人は、脳は生きるために必要なものと相互作用して、その存在を
意識できる。さらに共存して共進化をする。
人の心、意識が他人の観測器機で観測されてしまったら、生きる
ことに不都合が生じる。
器機で観測できないものの科学は、心理学や精神医学の分野に
なる。それは確率論や統計学でもある。
量子物理学も確率論や統計学が有効に科学的証明に貢献している。
数学の数も幾何学図形も厳密に精度良く観測すると、ミクロ的
には不確定なものが増加する。曖昧になる。
しかし、人の脳の中では、意識では、完全や絶対が存在する。
脳の中でしか存在できないものがある。
五感で得られるものやイデアや意識の存在である。
もちろん、曖昧な部分も存在する。
脳は生存するためには、外界を自分の都合良いように修正もする。
宇宙を構成する根元的な要素は、三大要素に大別される。
「物質・エネルギー・意識」この三大要素をひとつの場で、統一
するためには、意識を観測器機で観測して、証明しなければなら
ない。
科学的理論とは、客観的な観測情報(確率論的・統計学的)と主
観の論理が矛盾なく統一されなければならない。
宇宙の三大要素をひとつの場で統一するためには、現象学的に
本質を理解できるためには、観測器機と意識のあり方に問題があ
る。
観測器機と意識・無機質な物質と有機質な生命の性質が接近する
ことと、質量とエネルギーの中間の存在が定常化できた場合は、
意識も運動量と位置の系として観測でき、その三大要素はひとつ
の場で統一されるだろう。
不確定性原理の考察
私はアインシュタインの「隠れた変数」は正しいと思う。
私は粒子・光子は波動であり、重力によって振幅が微小化、安
定化された乱雑なゆらぎのない振動場と考える。
光を分割不能の粒子・光子としたのでは、不確定性原理のシュ
レディンガーのパラドックスの解明は困難になる。
光子がばらばらに分かれる下部光子のモデルを使って、偏光が示
す現象を説明できる。
ベルの定理を光を用いて否定したと言うとき、光が光子という独
立した粒子として個別に空間を飛んでいるという前提が存在して
いる。
分割不能というシュレディンガーの描のような光子の実在を否
定する。
「月を見ていない時はその月は存在しない」「シュレディンガー
の猫」の話は不自然。
量子力学は、観測対象は観測という行為の結果にその対象が存
在するとされる。
量子力学は、根元的な物理的特性は、観測が行われる前から実在
性を持つとは考えない。
私はこれらの量子物理の哲学は正しくないと考える。
古典物理学は、物理系は一定の特性を持っていると考える。
すでに存在している系についての情報を実験や観測をする。
量子物理学は、明確な情報を得ることは、系と観測器機の相互関
係で、観測が異なれば、最初から観測対象が存在するとは解釈し
ない。
主観の意識は、外界に、客観的な明確な実在があるという仮定の
上に成り立っている。
私は、観測されないものは観測器機の外界に存在しない、とする
考え方は正しくないと考える。
「波動」と「粒子」の二重性についても、ある特性を測定する
か、別の特性を測定するかであって、特性の違いが存在するだけ
である。
私は、その根元的な原理はひとつの特性に帰結すると考える。
波動関数の収縮が物理的な事象なのか、心理的な事象なのかは、
難しい解釈になる。
科学者は自分が測定しているものは、奥にある不動の実在の一
部であり、我々が徐々にとらえられるようになる客観的な世界が
存在する。と言うことを想定している。
量子力学はこれを認めない。
人間の意識や観測器機の精度の問題もある。
コペンハーゲンの量子力学の解釈では、
1:観測されていない量子的系は、正真正銘の不定の状態で存在
する。
系は、ある特定の状態にあるが、まだそれが分かっていない
と言うのは意味をなさないし、さらに矛盾に繋がる。
2:観測という行為が、系とそれに対する観測についての適切な
波動関数から計算できる確率で、その系に許容されたもので、
あり得る状態の一つを取らせる。
EPR実験はベルの定理には従わない。
量子力学と合わない理由は、ベルの定理に置いて、測定されなかっ
た残りのスピンを、実際の測定ではなく排他的に決めた為である。
量子力学がベルの定理に従わなくても良い理由がある場合は、
1.世界の事象はすでに決まっている。
ビックバンにはじまり、世界は一つの量子系と考えられ、す
べての事象は関連している。
※これは自由な意識の存在を否定することになる。
2.ボームによる隠れた変数説。
光速も越える瞬間的な通信を認めれば、
検出される対象間の相関はどんなものでも原理的に説明可能と
なる。
※とするならば、量子力学では遠隔作用が存在することになる。
空間を隔てた二つの物体間に働き、途中の媒質に何ら変化を残
すことなく瞬間的に伝わる作用。
現在、物理学上の基本的な力は、遠隔作用でなくすべて近接作
用と考えられている。
※斥力系や質量系では空間の大きさと場の力が問題になる。