皆様こんにちは。腸美活通信 編集部 MOです。

 

今年は本当に暖かい冬でした。

その影響で、今年の花粉の飛散時期も早まったと聞きました。

 

しかし幸いなことに、今年は昨年ほど飛散量が多くないそうです。

ひどいアレルギー持ちに、これほどの朗報はありません。

 

飛散量は多くないと言えど、春一番が吹いた2月中旬あたりから、

目がゴロゴロ、鼻がクシュクシュしてきました。
アレルギーの薬も眠くなるし、穏やかな春を満喫できず毎年モヤモヤしています。

 

今日は、この時期にピッタリ(?)の「花粉症」のお話です。

 

 

花粉症とは

 

花粉症は体内に入った花粉に対して人間の体がおこす異物反応です。

体内に入った花粉(異物)を排除しようと働く反応のことを免疫反応と言います。

 

免疫反応が過剰になるとアレルギーと呼ばれるものになり、花粉症の場合はくしゃみ、鼻水、涙などの症状が現れます。

 

政府は国民病ともいえる花粉症対策として三本柱の花粉症対策(発症等対策・発生源対策・飛散対策)を打ち出しています。

 

【参照】政府広報オンライン
『政府の花粉症対策三本柱 効果的な対策のために』

https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/kafunnsyou/index.html

 

 

花粉症の現状

 

    

花粉症の有病率(2019年時点)

花粉症全体で 42.5%

スギ花粉症 38.8%

 

⇒ 10年間で10%以上増加しています。

 

増加の原因は、飛散する花粉量の増加、大気汚染、ストレスの影響などが考えられています。

 

【参考】花粉症環境保全マニュアル2022/環境省

 

 

花粉の飛散の特徴

花粉の多い日

  • 晴れて、気温が高い日
  • 空気が乾燥して、風が強い日
  • 雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いた後

花粉の多い時間帯

  • 一般的に昼前後と日没後に多くなります。

 

治療法

対症療法

  • 内服薬による全身療法
  • 点眼、点鼻薬などによる局所療法
  • 鼻粘膜への手術療法

根治療法

  • 原因抗原(花粉など)の除去と回避
  • 減感作療法(アレルギーの原因となるものを徐々に与え、抵抗力をつけるという免疫療法)

 

予防対策

花粉への接触を防ぐことが症状の軽減につながります。

  • マスク、眼鏡の着用。
  • 帰宅時に上着、頭についた花粉を振り払う。
  • 花粉の多い時は洗濯、布団は室内干しにする。

 

国の取り組み

 

発生源対策

目標:令和15年度(2033年度)までに、花粉の発生源であるスギ人工林を約2割削減させる。

  • スギ人工林の伐採・花粉の少ない苗木への植え替え等の加速化を促進
  • スギ材需要の拡大
  • 花粉の少ない苗木の生産拡大
  • 林業の生産性向上、労働力の確保への取り組み

 

セルフケア

  • 外出時はマスクやめがねを着用し、原因の花粉を体内に入れないよう心がけましょう。花粉症用マスクで花粉1/6、花粉用めがねで1/4の花粉が減少します。
  • 花粉飛散情報をチェックし飛散の多い日は外出を避けたり、在宅時でも窓の開け閉めに注意しましょう。
  • 花粉の付きやすいコートは避けるほうが効果的です。
  • 帰宅したらすぐ顔を洗ったり、うがいをして花粉を洗い流しましょう。
  • 鼻粘膜の状態をよくするためストレス、睡眠不足、飲みすぎを抑えることが大切です。

 

企業でできる対策

  1. コートをオフィス内に持ち込まない
    上着を脱いだ後粘着カーペットクリーナーなどで花粉を取ってから入室、コート置き場をオフィスの外に設置など。
  2. 換気は午前中の短時間内にする
    花粉飛散のピークを避けた時間帯(※)にする。
    (※)花粉飛散量のピーク時間帯12時から15時
  3. 加湿をこころがける
    室内を40~60%を維持。

 

企業における花粉症対策の事例

  • 花粉症手当の導入
    <例>ティッシュ、マスクなどの消耗品代、眼鏡購入費、検査料、通院治療費などを支給
  • 花粉症ピーク時のリモートワーク導入
  • 花粉症治療等にかかった費用の一部負担又は対策、グッズの現物支給 など

 

<出典>

 

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