皆様こんにちは。腸美活通信編集部MOです。
今年もいよいよ花粉症の季節がやってまいりました。
私も毎年毎年このアレルギーには泣かされ続けております。
私と同じ思いをしていらっしゃる方の、少しでもお役に立てれば…ということで、今回は花粉症対策のお話です。
●花粉症とは?
スギやヒノキ、雑草などの植物の花粉が、鼻・目・耳・気管支の粘膜に触れると、それを異物として排除しようとする「免疫反応」です。
花粉などのアレルゲン(抗原)が体内に侵入し、細胞内のマスト細胞にくっつくと、マスト細胞がヒスタミン等のアレルギー誘発物質を放出します。
その物質が鼻や目の神経・血管を刺激して、鼻水や目のかゆみなどの諸症状を引き起こすのです。
※日本では花粉症の原因の約70%がスギ花粉症と言われています。
●こんな症状も!
花粉症の症状として一般的なものは、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ等ですが、そのほかにもこんな意外な症状が!
- 耳の症状:耳のかゆみ、耳閉感、目眩など
- 呼吸器の症状:咳や痰、息切れなど
- 消化器症状:腹部膨満感や便秘、嘔気、食欲不振など
- 口腔内症状:口の中の違和感や口内炎、喉の痛みなど
- 全身症状:微熱や倦怠感など
花粉症は、風邪と重複する症状も多く、また風邪をきっかけに花粉症の症状が悪化する場合もあるので、自己判断せず早めに受診をおすすめします。
●花粉症の攻略は「初期療法」
花粉症は、症状が悪化してからでは薬が効きにくくなります。
花粉が本格的に飛ぶ前から予防的に薬を使い始めることを「初期療法」といいます。
症状の出現を遅らせたり、ピーク時の症状を軽くするねらいがあります。
●花粉症の治療
花粉症の治療には以下の方法があります。
- 薬(内服薬・点鼻薬・点眼薬)
- レーザー治療
- 舌下免疫療法
- (症状を軽くするための)日常生活の改善
鼻炎治療用レーザーで、鼻の粘膜部分にレーザー照射を行い、粘膜を焼く手術です。
粘膜を焼くことで、鼻のアレルギー反応を鈍らせることができます。
- 薬を使っても十分な効果が得られない人
- 仕事柄薬が飲めない人
- 薬を使いたくない
などを対象に行われます。
※個人差はありますが、効果は約1~2年間程度とされています。
※花粉飛散開始時期の1ヵ月ほど前に施術するのが効果的です。
3. 舌下免疫療法
舌下免疫療法とは、アレルギーを起こす物質を少しずつ体内に入れ、アレルギーに対する過敏な反応を減らしていく最新の治療法です。花粉症の根治療法として注目されています。
1日1回、舌の下にエキスを滴下します。2~5年ほど継続して投与し、効果を確認します。
<注意>
この治療はスギ花粉が飛散している時期には開始できません。体内に取り込むスギ花粉が多くなりすぎて副作用が出やすくなるためです。
花粉が飛散していない6月から11月くらいまでに治療を開始します。
4. 日常生活の改善
全般的に日常生活の改善し、免疫力を上げます。
- 睡眠時間の確保
- バランスの取れた食事
- 口腔内ケア
- 定期的な運動 など
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
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本日ご紹介した中にも、きっと皆さんの症状を軽くできるものがあると思います。
皆さんの生活に合った治療法を見つけていただき、春の訪れを楽しんでいただけるようになれば…と願ってやみません。
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もちづき内科クリニックでは、女性医師ならではの決め細やかな診察を心掛けており、
患者様ひとりひとりにあった治療や、お薬の種類・組み合わせ・量を見つけ、ご提案
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