皆様こんにちは、もちづき内科クリニック(腸美活通信)編集部です。

 

気温も下がりぐっと秋らしくなってきました。そして食欲の秋ですね。

この季節は、美味しいものがたくさんあるのでついつい食べ過ぎてしまい、気が付けば、スカートがきつい→あわててダイエット→食事の量を減らしてみるけど効果なし、、といった経験がある方もいらっしゃるのでは?、

 

便秘は、腸内環境、食事の質(食物繊維、油、ビタミン、水分など)も大切ですが、「食事の量」も実は大切とのこと。

 

今回は、ダイエットと便秘について香織先生に伺いました。

 

 

 

 

当院では便秘外来を受診される患者様に食事の内容や水分摂取量、食事の全体量、おやつも含めた1日の食事の回数、食事時間、睡眠時間を詳しく伺っています。

 

 

 

 

 

その理由は便秘だけでなく、下痢と便秘を繰り返したり、長い間、下痢状態の方で、症状を改善しようと様々な工夫をされていても、食事の全体量や食物繊維・水分の相対的な摂取量が少ない、または食事量にむらがある、食事時間が遅い、睡眠時間が少ないといった事が便秘などの排便障害の原因の一因になっている事に気がついていらっしゃらない方もいらっしゃる為です。


以前、食事はきちんと1日3回摂取し、1回1回の食事内容も食物繊維も豊富、良い腸内細菌を増やす為のオリゴ糖や水溶性食物繊維、水分の摂取も定期的に行い、規則正しい生活をされているにも関わらず、酷い便秘に悩まされている方がいらっしゃいました。

 

 

 

 

 

その方は水溶性食物繊維や腸内細菌を増やす為に必要な乳酸発酵食品も多く摂取され、食事の内容は非常に良いものばかりでしたが、さらによくお話を伺って分析した結果、「食事の全体量」だけが「極端に少なかった」のです。

 

また男性の方で、スポーツを定期的にされている便秘の方が来院されました。

その方は1日3回欠かさず食事を摂取されていましたが、極端に白米の摂取が無く、代わりに鶏肉や卵、プロテインドリンクだけを摂取されていました。

また体重を減らすために水分制限をされており、仕事終わりに筋肉トレーニングを23時ごろまで行っていました。

 

その方にはトレーニング時間を昼に変更して頂き、3食の食事内容の変更(昼のみ玄米80gとりんご1個追加、夜もゴボウやレンコンなどを100g追加)と水分摂取量の増加を指示し、実践して頂いた結果、便秘薬を使用しないで長年の便秘を改善することができました。

 

 

 

 

便は自分自身が食べた物のいわゆる「残り」であり、ダイエットや加齢によって食事量が少なくなると、便自体のボリュームが減り、しっかりとしたバナナ状の理想的な便を形作ることが難しくなります。

 

 

食事の回数や内容、量については個人差があり、各自にとっては習慣となっています。、他の人と改めて比較したりすることはあまり無いため、日々のご自身の「食事量」「食事内容」が便秘を改善するために適している内容かどうかを客観的に再チェックする必要があります。

 

 

 

 

 

 

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