皆様こんにちは。もちづき内科クリニック〈腸美活通信〉編集部です。

 

10月に入りましたが、まだまだ暑い日が続きますね。皆様体調いかがでしょうか。

暑くて食欲がないときにはスパイスの効いたカレーが良いなんて話もありますよね。

スパイスには食欲増進効果があり、他にもいろんな効能があると言われています。

 

 

 

 

 

国によっては香り付けや色付けだけでなく、漢方や薬などにも使われているスパイス。

現在スパイスには100種類以上もの種類があると言われており、その効能も様々です。

スパイスの食欲増進効果は割と有名ですが、他にも様々な効能があると言われています。

 

・体温を下げる

スパイスには発汗作用のあるがあり、交感神経が優位になるため一時的には暑くなりますが、汗を出すことで気化熱が生じ、

徐々に体温を下げてくれる効果があると言われています。

 

・胃腸の蠕動運動を促す

スパイスの刺激成分により胃液をはじめとした消化液の分泌が盛んになり、胃腸の働きを活発にする効果があると言われています。

これにより、中枢神経の働きが高まり、食欲がわいてくるそうです。

胃腸の働きが高まることで栄養の吸収促進にもつながります。

 

 

ここで、特に胃腸の働きを高めてくれるスパイスをいくつかご紹介します。

 

 

・カルダモン

スパイスの女王とも呼ばれる、すがすがしい香りのショウガ科のスパイスです。

整腸作用や、体力増進作用、気持ちを落ち着かせる効果もあると言われています。

カレーやチャイなどによく使用されるスパイスです。

引用:スパイス図鑑

 

・クローブ

常緑樹フトモモ科の花のつぼみを乾燥させたもの。

胃腸の働きを高め、消化作用を促進する効果や、鎮痛作用、抗菌作用があると言われています。

チャイや肉料理に多く使われるスパイスです。

引用:スパイス図鑑

 

 

・ブラックペッパー

別名黒胡椒。インド原産の、コショウ科コショウ属のつる性植物の緑の実を天日干ししたものです。

成分に含まれるピペリンによる抗菌・防腐・防虫作用が知られています。

酵素活性作用があり、消化機能を刺激し便秘にも効果があります。

引用:スパイス図鑑

 

 

これらのスパイスを使用したカレー、肉料理を食べると、良い胃腸への刺激となりそうですね。

 

 

しかし、いくら身体に良いからといって摂り過ぎは禁物です。

 

スパイスは身体に良いこともある反面、摂りすぎると逆胃腸に負担がかかってしまいます。

腸には栄養を吸収する作用があり、水分も小腸が吸収しています。

しかし小腸の水分吸収能にも限界があるため、辛いものを食べる際、辛さを軽減させるために水分を多く摂ってしまうと、

吸収しきれずに下痢になってしまうことがあるようです。

 

また、先述したとおり、スパイスには胃腸の蠕動運動を活発にしてくれる効果がありますが、

活発になりすぎると腸の水分を吸収する作用を阻害してしまい、水分が吸収されないために下痢になってしまうことがあります。

 

 

 

 

 

もちろん、身体にいいからといって苦手なのに無理に食べるのもよくありません。

中にはスパイスを受け付けないという体質の方もいらっしゃいますし、胃腸がとても弱っているときも刺激が強すぎてしまうので

控えた方がよいでしょう。

 

もしどうしても食べたいのであれば、消化酵素が豊富なレタス、キャベツ、セロリといった生野菜などと一緒に食べると緩和してくれると言われています。

 

 

さて、今回はスパイスのお話でした。

刺激的で魅力的なスパイスですが、摂りすぎないほどほどの量を適度に摂れるといいですね。

 

もちづき内科クリニックでは、便秘外来で便秘のご相談を受け付けています。お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

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