本日(2024年1月28日)上毛新聞朝刊10面の「新刊ガイド グンマ推し」(書評)にて、『銅の軍神ー天皇誤導事件と新田義貞像盗難の点と線ー』をご紹介いただきました。
書評に載りました
デビューから幾星霜、ついに書評で取り上げていただいております。幸せです。ありがとうございます。
記事の内容はこちらです。
上毛かるたに「歴史に名高い」とうたわれた鎌倉幕府討幕の武士、新田義貞。義貞が討幕の旗揚げをしたとされる太田市の生品神社から銅像が盗まれたのは、2010年のことだ。実際に起きた「義貞像盗難事件」を下地に物語が展開する。
鎌倉に住む女子大学院生の主人公、雨野彰子は盗難事件が報じられた直後、鎌倉の自宅に群馬で盗まれたものと同じ形の義貞像があることを知る。疑問を覚えた彰子は群馬で地方記者として働く幼なじみ、隼人とともに群馬へ渡り、各地で義貞像の歴史に迫る。
上毛新聞によると、義貞像は戦前、県内19の小学校に建立されたものの、太平洋戦争の戦時供出で大半が失われた。物語では架空の「20体目」を巡る事件が、やがて桐生市で実際に起きた「昭和天皇誤導事件」へとつながっていく。
女子大学院生と幼なじみのコンビが身近な歴史の謎を追う。ある意味「今どき」な歴史ミステリ―と思いきや、終盤は思いも寄らない展開が繰り広げられる。前橋市出身の著者が描く緻密な取材に基づく謎解きはもちろん、群馬を舞台としたエンタメ小説としても、読み応えのある一冊だ。 (赤尾颯太)
なんと作品のすべてを伝えている、素晴らしい書評なのでしょう
なんとありがたくも、もったいないことでありましょう。きっと彰子も隼人も喜んでおります。作者がいうのだから、多分間違いはありません。
はい、グンマを全力で推しておりますよ。魂の限りで推しております。来週も掲載いただけるほどに推し続ける覚悟でございます(待て)
上毛新聞エリアの皆様、よろしくお願い申し上げます。
『銅の軍神』本書の方も、重ねてお願いする所存です。
智本光隆