役所さんの映画
「PERFECT DAYS」に
私の心が、はまってしまっている。
もう一度、見に行こうかな。
映画を見て
私なりの考察をしている。
平山は、なぜトイレ掃除の仕事をしてるのか
私が思うに
平山は、社長の息子。
つまり、平山のお父さんは会社経営者。
つまり、平山は、次期社長。
この親子は
一緒に仕事をしていた過去があり
親子、師弟関係を結んでいたときもあった。
この父親は、かなりワンマンな男で
優しく、情に脆い息子である平山には
厳しく接していた。
平山は、心根が優しい男だった。
非情な血を持ち合わせていない平山は
非情すぎる父親の背中について行けず
次第に距離を取るようになり
いつしか、会社からいなくなり
その行方も分からなくなっていた。
(あくまで、私の考察)
途中
平山が公園のトイレを掃除しているとき
外国人にトイレの使い方を聞かれた。
そのトイレは、中に入り鍵を閉めると
中が見えなくなるという設計のトイレだった。
もちろん、外国語で話しかけられたが
躊躇なく、平山は自分でやって見せて
その外国人に使い方を教えていた。
その行動ひとつ取っても、平山は
語学に堪能であったというのが分かる。
平山にとって
トイレ掃除が社会との接点
第一線を退いても
社会の歯車の一部では、あり続けたい
そんな思いがあるのか。
それとも
父親と仕事をしていたとき
会社のトイレ掃除をしていたときが
平山は、一番、心が穏やかでいられたから。
トイレ掃除が、父親との唯一の接点だった。
そんな優しい平山の思いが
一人になった今でも、やり続けていること
それがトイレ掃除なんじゃないかと思った。
私の考察は、まだまだ続く・・・。
