PERFECT DAYS 映画を見てきて思ったこと(ネタバレなし) | 「あー、幸せな人生だったー」と最期の日に言える人生を歩こう

「あー、幸せな人生だったー」と最期の日に言える人生を歩こう

アトピー&食物アレルギーを持つ子供を育てて30年が過ぎました。
夫と別居し、娘とふたり暮らしを楽しむため、見ないふりしてきためんどくさいことに向き合い始めてます。


娘に
「お母さんが毎日やってることを
 役所広司さんがやってるって映画だよ」

娘いわく
お母さんは、毎日朝から晩まで
おんなじことをして、日々暮らしてる

だそうで・・。


娘のこんな話から
急に映画を見に行こうという気になった。


昨日思い立って、すぐチケットをとり
今日の午前中、映画を見てきた。



映画館の座席に着いてびっくりしたのは

観客は、私より上の世代の方々ばかり

それもかなり上の世代の方々



映画って
本編が始まるまでの予告やら宣伝
あれ、見てるだけで結構目が疲労する。

久々の映画館、スクリーンの大きさに
なかなか目が慣れない。


そんな私に比べ
周りの方々は
前のめりでスクリーンに釘付け

すごいなぁ・・・。



で、映画のほうはというと。

観客の落ち着き具合もあったと思うけど
物音ひとつなく
誰一人
エンドロールが終わり、照明がつくまで

席を立つ人はいなかった。


映画の余韻というか
んーーって浸ってしまうというか
あぁ、そうなのか・・・って
ただ「考える」「考えてしまう」

そんな思いに
みんな包まれてる感じだった。


なんか
軽々しく感想を述べていい感じでもなく



ただ、ただ

今日1日を丁寧に大切に生きよう


そんなことをしみじみと思わせてくれる
映画だった。


役所広司さんは
すごい俳優だった。

おそるべし、ベキ・・・。